40代〜50代のミドル女性が抱える悩みやリアルな本音を探る『ミドルエイジのほんとの本音』。

今回のテーマは「自分らしい服の選び方と買い方」についてです。SNSやウェブマガジンでファッション情報は簡単に手に入るようになり、オンラインショッピングも便利になりました。でも、「自分に似合う服がわからない」という人は少なくありません。そこで、女性メディアmi-molletの読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕メンバーが、何を参考に、どのように服を選び、どんな服を買っているかを探りました。

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文月さん
身長176cm。大柄さん向けのファッション情報にアンテナをはり、自分らしいスタイルを見つけたいと模索中。好きなアイテムはバギーパンツとマキシ丈スカート。


※『ミドルエイジのほんとの本音』は会員数10万人の女性メディアmi-molletの読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕が発信する連載です。今回はメンバーの文月が担当します。

 

似合うスタイルの見つけ方


おしゃれの経験値を積んできたミドル女性たちも、年齢を重ねると手持ちの服に違和感を持ち、「自分に似合うものがわからない!」という迷いや悩みを抱えがちです。今、どんな服を選べば自分らしくいられるか。自身の個性やライフスタイルに合ったアイテムを選ぶため、何を参考にしたらいいのでしょうか。

本音その1 
おしゃれの参考にするのは、リアルな着こなしやトレンドがわかるストリートスナップ
ショップの方の着こなしを参考にしています
道を歩いている人の装いを真似することがあります

一般の人や街ゆく人など、より自分に近いタイプの人を参考にしているという声が多数よせられました。ピンタレストでスナップ写真を集めたり、ショップスタッフのコーディネートに影響を受けたり。身近な人をお手本にすることで、自分に似合うファッションのイメージが具体的に広がるようです。
 

本音その2 
ミモレブロガーの山根さんが着ていたワンピースを真似して買った事があります
ミモレのファッション記事から自分らしいスタイルを見つけています。大草直子さんからはおしゃれの楽しさ、川上さやかさんからはコーデのノウハウを、昼田祥子さんからはおしゃれとの向き合い方を学んでいます

ブロガーやスタイリスト、エディターの私服、著名人のライフスタイルなど「こう在りたい」という理想像を持つことで、真似できる部分を自分のスタイルにとりこんでいく方法が見受けられました。
 

本音その3 
パーソナルカラー診断と骨格診断、顔タイプ診断を受けて、似合う色やスタイルを知りました。自信を持って服選びができるようになりました
ファッション迷子で、似合わない服を処分するパターンを繰り返してきました。診断後は『このデザインは私にはムリ!』とブレーキをかけられるように

パーソナルカラー診断や骨格診断、顔タイプ診断の結果を参考にしている人は多く、このような診断サービスはミドル女性に広く浸透しているようです。これまで好きだった服も、より自信を持って着られるようになったとの意見が多く、似合うシルエットやカラーを選ぶための対策に役立てているとのことでした。また、似合わない服の理由を知り、服選びの失敗が少なくなったという声もありました。

何を着たらいいのか分からない...自分に似合う「服選び」ってどうしていますか?【40代〜50代調査】_img0
 

 

服を選ぶときのポイントやこだわり


服を選ぶとき、ミドル女性はどのようなポイントを大事にしているのでしょうか。値段? 質? それともブランド?

本音その1 
一番のポイントはチクチクしないこと。着ていてストレスにならないことが大事です
服を選ぶときのこだわりは、素材が季節にマッチしていることです。夏は麻、冬は手触りの良いウールかカシミアなどが中心です

多くの人が肌に合った快適な素材を重視しているようです。年齢を重ねて、以前は問題のなかった素材を不快に感じる人も増えているようで、快適さと着心地の良さにこだわる傾向が見られました。
 

本音その2 
ファッション系の仕事なので、大量のこだわりアイテムを持っていました。海外移住を機に処分した経験から、一番好きなアイテムがデニムと柄ものワンピースだとわかりました。ときめくポイントを大事にしています
柄ものか派手な色のものしか買わない! 着ない! と決めています。そのほうが気分が上がるから

さまざまなおしゃれに挑戦してきた結果「自分の好きなものはわかっている」という声が最も多くよせられました。素材や色、デザインなど、自分にとって気分が高揚するポイントを意識した服をセレクトする。そんな“自分の好き”を大事にしている様子が読み取れました。
 

本音その3 
大切にしているのが服の質感です。ある女優さんがシルクのシャツをコレクションしていると知り、シルクの服を集めるようになりました
“流行のアイテム購入”ではなく“マイ定番の見直し”を季節ごとにしています。デニムだったら、シルエットを考慮してアップデート。ニットやジャケット、靴だったら、質の良いものへと買い換えます

Tシャツや流行のデザイン服にファストファッションを取り入れる人がいる一方、良質で長く着用できるかどうかを考慮する人の意見が目立ちました。年齢を重ねて、同じ素材でもより質の良いものを着たい、丁寧にお手入れをして大切に使っていけるものを選んでいきたいというこだわりが見えてきました。

 
 
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