暴走老人にならないためにも「迷い」を払しょくすることが大事
頭痛やめまいがする。肩こりがひどい。食欲がない、など。不摂生しているわけではないのに、中年期以降、さまざまな心身の不調に悩まされるようになった人は多いと思います。
その原因としてよく言われているのが「自律神経」の乱れ。それを整える方法もさまざまなメディアで紹介されていますが、正直なところたくさんありすぎてげんなりしたことはないでしょうか? 少なくとも筆者は、どれから始めていいかわからなくて手当たり次第に試したあげく、何1つ習慣化できないまま現在に至っております。おそらく、自律神経の構造や特徴をちゃんと理解しないまま改善法だけを見てしまったのが、興味喪失の大きな原因かもしれません。
筆者と同様に、自律神経を整える重要性はわかっているのになかなか実践できないという人にお勧めしたいのが、自律神経研究の第一人者・小林弘幸さんの著書『「シンプル」な選択が自律神経を整える理由』です。本書によると、現代人の自律神経の乱れは、社会が情報やモノであふれ、常に選択肢を突きつけられている状況が一因なのだとか。そんな中で自律神経のバランスを保つには、「シンプル」な考え方や生活パターンで「迷い」を払しょくすることが大事であると著者は語っています。
ちなみに、年をとると怒りっぽくなるのも自律神経が関係しており、年齢を重ねるほど「迷わない」ことが大切になってくるのだとか。「暴走老人」と敬遠されないためにも自律神経のケアは大事そうですね。そう考えると、俄然やる気が出てきました。
今回は、本書の中から「迷い」と自律神経の相互関係に言及した部分と、乱れを整える簡単な方法をご紹介いたします!
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