髪に軽やかさを出したいときに最適なハーフアップスタイルですが、年齢を重ねると「髪のボリューム感が出にくい」、「乾燥が目立つ」、「顔が寂しく見える」なんてことも。そこで、今回はお出かけの日にも使える、大人仕様の華やかハーフアップの作り方を紹介します。

 

40代のハーフアップというと、子供の受験や就職活動での面接、また、謝罪のときのヘアスタイルとして思い浮かびませんか。ハーフアップは清楚で品があるイメージですが、日常のシーンではコンサバティブに寄りすぎる印象です。また、髪のエイジングが気になる世代だと、「おしゃれなボリューム感はどう作る?」「乾燥知らずのツヤ感はなにを使えばいい?」の声も。そんなミドル世代の疑問を解決しながら、今日から使える簡単アレンジテクニックについて、ヘアサロン「PearL」のCHIEさんに伺ってみました。

 

PearL(パール)
アートディレクターCHIEさん

天性のひらめきと直感でゲストの「らしさ」を引き出す人気スタイリスト。特にパーマの施術に定評があり、雑誌やWEBなど各メディアで活躍中。

 

 

ハーフアップは分け取る角度をアップデートすべし!


中高生の頃によくしていたハーフアップを、そのまま同じように作ると地味見えしてしまいます。「髪の毛量が減ってきたと感じる方は、サイドから斜め上に引き上げてまとめると、トップがペタンとしやすく、こめかみ部分が薄く見えることも。また、地肌が覗くとバックにある根元白髪も露わになってしまいます」(CHIEさん)。

斜め上に向かってまとめると
老け見えしやすいので注意!


これはNG!
 
フェイスラインのきれいなモデルさんですが、オールバック風にまとめると、髪の上半分と下半分では毛量感や質感も異なって見えるのが残念……! また、表面の毛束を取り分ける際、角度をつけて引き上げながらまとめているため、地肌も出てしまいます。白髪が気になる人は要注意!

これを解決するには、無理に1本のゴムでハーフアップを作らず、角度を下げて2ヵ所にハーフアップをつくることがポイントだそう。
「結び目の角度を下げることでゆるっとしたシルエットが作りやすく、また、2本の毛束を絡めることで素敵なボリューム感を演出できます。最初にスタイリング剤とアイロンで質感を整えるとお出かけ仕様にもなるので、覚えておくととても便利です」(CHIEさん)。

 
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