“好き”は子ども時代から!中途半端な時期も快適な「ふわふわ」素材の服【岡本敬子の50代ファッション】
フワフワ&モコモコ素材は永遠の定番
こんにちは。
この時期にしては日中は半袖でも寒くないけど朝晩は冷えたりと寒暖の差が激しい毎日ですが、みなさまお元気でいらっしゃいますでしょうか?
それにしてもちょうど良い気温の季節というものがここ数年なくなってしまった気がします……。
そんな中途半端な天気でも肌触りの良いフワフワ&モコモコ素材は自分にとって永遠に好きな素材のひとつです。
子供の頃は母親にフワフワニット、オーバー(昭和な表現)や手袋を作ってもらったことがあるしプードルの形をして頭の部分がファーになっていたバッグも持っていました。
古い写真で恐縮ですがフワフワニットとバッグを持っている満面な笑みの子供時代の証拠写真を発掘しました
それがこれ……。
この頃からどうやらフワモコが好きだったようです。
さて、話を元に戻しますが、そんなフワモコ好きが高じてディレクションしているブランド「KO」でベストを作りました。
オーガニックコットン素材で綿毛布のような少し毛足のある素材は頬ずりしたくなるほど気持ちが良く、じんわりと温かいのも特徴です。
ボタンはあえてつけずにアームホールもややゆったり。
この時期からもブラウスやニットの上にふわりと羽織れるので最近頻繁に手が伸びます。
大人はフワモコの甘さを抑えてクールに着たいのでモノトーンカラースタイリングにしてみました。
ひとつ気をつけなきゃいけないのはこれを着てる時にカレーやパスタの汁やソースを飛ばないようにすること! 白いものを着てる時に限って結構やらかす方です……。はい! 気をつけます。
ということで今回はこの辺で。
ではまた〜。
『私の定番』
岡本敬子 著 光文社 1980円
ミモレの連載でもお馴染み、大人気ファッションディレクター岡本敬子さんのスタイルブック。今回のテーマはずばり“定番”。よくある無難さとは一線を画す、「好き!」が詰まったアイテムが集まり、目にも楽しい1冊。好きな服に袖を通して、軽やかにおしゃれがしたくなる。千駄ヶ谷のセレクトショップ「Pili」でディレクターも務め、そのセンスで絶大な支持を得ている著者の、唯一無二のスタイリングを集めて紹介します。
【画像】岡本敬子の50代ファッションの着こなし
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写真・文/岡本敬子
岡本 敬子
アタッシュ・ド・プレス、「KO」ディレクター。文化服装学院スタイリスト科卒業後、スタイリストオフィスに入社。その後、大手アパレル会社のPR部門にて国内外のブランドのPRを担当。独立し、アタッシュ・ド・プレスとして複数のブランドを担当しながら、2010年に自身のブランド「KO」を立ち上げている。現在はnanadecorにて「KO」ラインを、千駄ヶ谷のショップ「Pili」のディレクションも手がける。instagram:@kamisan_sun