秋の気配を感じたら、軽さのある「モノトーンコーデ」を【岡本敬子の50代ファッション】
季節の変わり目は素材や色で初秋スタイルを。
まだ日中の暑さはありますが朝歩きながら空を見上げてみるとだいぶ秋の気配を感じるようになりました。
爽やかな風も吹いてきたりと確実に季節は変わってきていますね。
そして秋物の洋服も店頭に展開されてきました。以前は暑いけれど、いち早く秋物を着たい! という先取り気分がありましたがだんだんと年齢を重ねていくうちに自分の体感温度で服を決めるようになりました。
でも実はこの時期のスタイリングは結構迷います、、、。
初秋と言っても湿度が高く暑い時間もあるので私は薄くて軽いもの、素材でいうとシルクが便利でした。
色はモノトーンが着たくなる時期なのでこんな感じでスタイリングしてみました。
シルクのコンビネゾンにシルクの羽織に襟元はビーズのチョーカー。
靴はサンダルではなくパテント素材のスリッポンローファーシューズ。
同じコンビネゾンにシルクの秋らしいボルドーカラーの薄手のコート。
バッグは今、この時期ならばスケスケメッシュのバッグが良い抜け感を出してくれます。
もう少し秋が深まったらレザーのボディバッグが登場します。
ヘアアクセサリーはタフタ素材の大きめのシュシュを。
以上
汗かきながら秋物を着るのではなく自分の体感温度で肌見せのバランス、小物や色で秋の装いをしていく方が
無理なくファッションを楽しめるかと思ってます。
暑さの疲れも出るこの時期なのでしっかり食べて早寝早起きして皆様健やかにお過ごしくださいね。
ではまた〜。
『私の定番』
岡本敬子 著 光文社 1980円
ミモレの連載でもお馴染み、大人気ファッションディレクター岡本敬子さんのスタイルブック。今回のテーマはずばり“定番”。よくある無難さとは一線を画す、「好き!」が詰まったアイテムが集まり、目にも楽しい1冊。好きな服に袖を通して、軽やかにおしゃれがしたくなる。千駄ヶ谷のセレクトショップ「Pili」でディレクターも務め、そのセンスで絶大な支持を得ている著者の、唯一無二のスタイリングを集めて紹介します。
【画像】岡本敬子の50代ファッションの着こなし
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写真・文/岡本敬子
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岡本 敬子
アタッシュ・ド・プレス、「KO」ディレクター。文化服装学院スタイリスト科卒業後、スタイリストオフィスに入社。その後、大手アパレル会社のPR部門にて国内外のブランドのPRを担当。独立し、アタッシュ・ド・プレスとして複数のブランドを担当しながら、2010年に自身のブランド「KO」を立ち上げている。現在はnanadecorにて「KO」ラインを、千駄ヶ谷のショップ「Pili」のディレクションも手がける。instagram:@kamisan_sun