SNAP、今日のコーデ、特集などで紹介する等身大ファッションに多くの共感が寄せられているブロガー山根亜希子さん。先日50代に入り、ファッションに対する心境の変化はあったのでしょうか。今回は「服選び」で変わってきたことについて伺いします。

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「ベストなコーデ」がひとつあればいいから「また着てるな」と思われても平気になりました(笑)

たくさん「着回せる」よりも「ベストなコーデ」がひとつできればいい【50代ファッション】_img0
アウター¥69300/ル フィル(ル フィル ニュウマン 新宿店) ブラウス¥85800、ブローチ¥31900/インドレス(アパルトモン 神戸店) ワンピース¥63800/イレーヴ 靴¥146300/セルジオ ロッシ(セルジオ ロッシ カスタマーサービス)

「年齢を重ね、洋服を選ぶときに変わってきたのは、”着回せる”かどうかをあまり考えなくなったことです。以前は色々コーディネートできたり、2WAYや3WAYで着られたりする服が便利だなと思って選んでいたこともありましたが、最近はひとつ素敵なコーディネートができれば、それでOKになりました。

若いときは『また同じ服を着ているな』とか『コーディネートがワンパターンな人だな』と思われないように、いろいろ着回せる服がいいと考えてましたが、周囲はそんなに細かく私の服を見ていないんですよね(笑)。それに着回さなくちゃいけないという思い込みのせいで”ベター”な服の日があるよりも、いつも同じでいいから”ベスト”なコーディネートを着ていたほうが自分も気持ちがいいなと気づいたんです。もし『また同じ格好をしている人だな』と思われても、今は『これが私のお気に入りなんです』と堂々としていられるから平気。いい意味で図々しくなりました(笑)。

そして、毎日ベストでいる必要もなくて、ちょっとおしゃれして出かけたい日ーーたとえば素敵なディナーへ行ったり、観劇したり、お気に入りの美術館に訪れたりーーに『今日のコーデ素敵!』と自分で思えれば、それでいい気がしています。

ということで、ありがたくも、お誕生日のディナーに行くなら、という設定で、スタイリスト室井由美子さんにコーディネートを考えていただきました。

ひとつめは冬の空気のようなひんやりとしたアイシーなグレーのワントーンがなんとも美しい! そしてふわっとした大振りな羽根のブローチ。ネックレス以外にも顔まわりを華やかにする方法があったのかと新鮮でした」

Yumiko’sアドバイス 

山根さんの透明感が引き立つ淡いトーンを重ねたスタイリングです。ドレスアップというとワンピースが定番ですが、秋冬なら上質なウールのキャミソールワンピースと滑らかなシルクブラウスをレイヤードしたスタイルも新鮮です。また、年々ブローチのバリエーションが増えてきていて、カジュアルからエレガントまで幅も広がっています。ぜひ華やかさをプラスするアクセサリーのひとつとしてブローチも選択肢にいれてみてくださいね。おしゃれの幅が広がりますよ」
 
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