自己と向き合い、自分に正直になる生き方
世界が変わってくるとともに、私たちにも柔軟性が求められます。変わらないと、生きづらくなってきますしね。
でも、「流されること」と「柔軟性を持つこと」は、似ているようで違います。ただただ流されて、自分らしさを分からないまま生きていく人は、幸せではありません。
柔軟性のある人ほど、“自分”を持っていることが多い。“自分の軸”があるから、自分が守るべきポイントは理解していて、それらはしっかり守りつつ、それ以外のことは柔軟に対応できるところもあるのでしょう。
その守るべきポイントというのは何かというと、「自分が自分であること(自分らしさ)」と言ってもいいかもしれません。
そのためにも、「自己と向き合い、“自分”という存在をよく理解しておく」ことは大切です。
社会的地位で自己認識している人は要注意
“自分”という存在を理解するのではなく、物質的なもの、社会的地位などを通して、「それが自分自身だ」と認識する人は、結構、危ういものです。それらに執着してしまいますしね。
世の中が変化していく中、もしかしたら、それらを手放さなくてはいけないことも起こり得ます。そのときに「すんなり手放して、新たな幸せを掴もうとする」のか、「それを失ったら困るからといって、しがみつく」のかで、生きやすさは随分、変わってきます。
たとえば、定年退職後に人生の喜びを見失ってしまう人が、意外と多くいます。もし、その社会的地位を失ったら、“自分”ではいられなくなるのであれば、そもそも“その社会的地位でいた自分”は、“本当の自分”ではないと言えるかもしれません。
自分をまっすぐに見つめ、いいところも悪いところも受け止め、その上で“その社会的地位ではなくなっても、失っていない魅力”を生かすことは大切。
身に着いた能力、魅力、経験、知識は、誰も奪うことはできません。それらを生かせる人は、どんな環境でも輝ける可能性があります。それこそが“本当の自分”です。
私たちも、いい方向に世界を変えられる存在に!
今後、「世界的に大きな変化が起こる」と言われています。取り越し苦労に過ぎないかもしれないし、実際に起こるかもしれません。
私たちは変わりゆく世界にただただ受け身でいるのではなく、自分たちも「いい方向に変えていこう」と思えるようになることは大切。不満があるのに、自分たちで何もできないまま、我慢しなくてはいけないのであれば、それは極端な言い方をすると、“支配されている”と言っても過言ではありません。
「根本的なものを見直す」「本質を見る」ことの大切さについては、前述しましたが、人間が作った多くのシステムは、本気で取り組めば変えられるはずだと、個人的には考えています。
どんなことも「そういうルールだから仕方ない」ではなく、まずは、私たちが「おかしい」と気づき始めることが重要で、それが“よりいい世界に変えていくきっかけ”になることもあるでしょう。
「変わりゆく世界」に向けて、私たちは、受け身ではなく、もっと能動的に生きていきたいものですね。
Comment