お金に余裕がないと、「あれはできない」「これもできない」と、不幸な気分になりがち。でも、そもそも「幸せ」はお金では買えません。つまり、お金があってもなくても、幸せな気持ちになれることはあるのです。

今回は、「お金をかけない楽しさ」とはどんなものなのか。そこから見える「楽しさの本質」について、紹介します。

幸せに影響を与える3つのポイント

 

そもそも人は、どんなときに幸せを感じるのでしょうか。
おそらく多くの人が、この3つのことに大きく影響を受けていると考えられます。
(1)誰と過ごすか
(2)どんな空間にいるのか
(3)何をするのか

これらの組み合わせによって、幸福度が変わってくることでしょう。

 

(1)誰と過ごすか


家族でも、友達でも、ペットでも、「心許せる人、好きな相手」と一緒だと、誰もが安心感や幸せ感を味わえます。
そういう相手と一緒であれば、別に高級レストランに行かなくても、ドリンクバー付きのファミレスで長時間のおしゃべりをするだけでも楽しかったり、天気のいい日に公園でボーとするだけでも幸せを感じたり。

もちろん、「ひとりで過ごす」ことで、幸せを感じる人もいます。それも素敵なことです。
特に、自分自身と良好の関係であり(自分のことを好きであり)、自分で自己を満たせる人は、1人で過ごす時間を楽しめることは多いでしょう。

逆に、傍にいると嫌悪感を抱く相手と一緒にいると、どんなに楽しい場所や夜景のキレイなスポットにいたって、楽しさは半減してしまいます。
だから、何をするにしても、「誰と過ごすのか(&誰と過ごさないのか)」は、幸福度には重要なポイントとなるのです。

(2)どんな空間にいるのか


人はどんな空間にいると、幸せを感じるのでしょうか。たとえば、リラックスできる場所だったり、景色がよかったり、自然が多いスポットだったり。
それは必ずしも、お金がかかるような場所ばかりではありません。緑豊かな公園はもちろんのこと、東京都庁の展望室をはじめ、無料で景色が楽しめるスポットはあるし、入園無料の動物園も探せばあります。

個人的には、神社仏閣は好きでよく行っています。神聖さを感じさせる気持ちのいい場所が多いからです。
長年、人々が守り続け、また清掃の行き届いた神社が、入場無料なのは、ありがたいことです。

なかには、「家にいるのが一番幸せ」という人もいます。家の中に“自分の好きなもの”が色々とあるなら、どんな場所よりも、楽しくて、幸せな空間だと言えるでしょう。

「(3)何をするのか」は、一番、大事なことかもしれません。それについては、次のページで紹介します。