40〜50代のミドル女性が抱える悩みやリアルな本音を探る『ミドルエイジのほんとの本音』。
今回のテーマは「自分時間を手に入れる方法と楽しみ方」についてです。家事や育児、仕事、介護⋯⋯、ミドル女性の日常は忙しい! 暮らしの中で自分のための時間ってどのくらいあるのでしょうか。ミドル女性の時間のつくり方や楽しみ方について探りました。

※『ミドルエイジのほんとの本音』は会員数10万人の女性メディアmi-molletの読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕から作る連載です。今回はメンバーの文月が担当します。

文月さん
毎朝5時起きの朝型人間。夜9時には眠たくなります。どんなに忙しくても、読書とミモレ編集室、ヴァイオリン練習のための時間を確保したい!


「自分時間」ってありますか?


仕事をしているかどうかや家族構成によって生活パターンは人それぞれ。子どもが独立して今は時間に余裕のでてきた人がいる一方、働きに出て、帰宅してからも家事や家族の世話などで休む暇なく一日中バタバタしている人もいます。そもそも、ミドル女性に「自分のための時間」ってあるのでしょうか?

本音その1
「病気治療中の家族がいるので生活が変わりました。今は、自分がお風呂からあがって寝るまでの間が一番落ち着く時間。この時間には好きな事ができます」
「息子が寝た後が自分の時間です。家族がいるとなかなかひとりになれないので、つい夜遅くまで起きています」
「完全夜型なので自分時間は22時以降です。今は夫と寝室が別なので、この時間を楽しみに日々頑張っています」

皆さんからの声で一番多かったのは、一日の終わりにひとりになれる時間が「自分のために過ごせる時間」だというものでした。慌ただしく一日を過ごし、家族や子どもが寝たら、ようやくひとりになれる時間。そんな時間を大事に過ごすミドル女性は少なくないようです。

本音その2
「一緒に暮らしている彼がいますが、休日はひとりで映画館や美術館に行くようにしています。こっそり有給をとって出かけることも」
「自分の時間がとれないと嘆く日々ですが、年に数回のお友達との時間を“自分時間!”と堪能するようにしています。ショッピングしたり美味しいものを食べたり、昼前から夜まで楽しんでいます」

週末や特別な日を自分時間と決めて、好きなことをして過ごすという人もいました。一方で、朝ごはんやお弁当、夜ごはんをつくるときはたったひとりの空間にいるので、そんな日常のひとコマがリフレッシュできる自分の時間だという声もありました。

本音その3
「在宅勤務の家族がいると気分的にも自分時間があると思えず、“ひとりの時間宣言”をしてひとりきりになれる時間をつくっています」
「週末は母業お休み宣言をしています。土日のどちらかに自分時間を確保しています」

「宣言」することで、意識的に自分時間をつくるようにしているとの声もありました。やるべきことに追われる中、まずは周囲に分かってもらい、自分自身も「ここからは私の時間!」と線引きする。そして、その時間だけは堂々と楽しむ。なにかと家族のために奔走することが多いミドル女性たちは、自分の好きなように過ごせる時間を確保し、リフレッシュすることの大切さを心得ているようです。