40〜50代のミドル女性が抱える悩みやリアルな本音を探る『ミドルエイジのほんとの本音』。

今回のテーマは「ミドルエイジからの『挑戦』」についてです。

人生100年時代、40~50代はまだ折り返し地点です。人生を充実させるために、新たな挑戦をしている人、これからどんな挑戦をしようか思案中の人など、ミドル女性の想いはさまざま。
そんな〔ミモレ編集室〕メンバーのこれからの「一歩」に込めた本音を探ってみました。


※『ミドルエイジのほんとの本音』は会員数10万人の女性メディアmi-molletの読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕から作る連載です。今回はメンバーのNaoが担当します。

Naoさん
都内在住の会社員。ミドルエイジで挑戦したことは、高齢出産やFP(ファイナンシャル・プランナー)資格取得など。何歳になってもチャレンジする姿勢を持ち続けることで人生の新しい扉が開けると信じています。

 


長年働いていた組織から一歩踏み出す…「独立・起業」


ミドルエイジといえば、会社で長く勤めてきた人も少なくありません。そんな「長い間いた場所」から新たな世界への「一歩」を踏み出したという声が多数寄せられました。

本音その1
「癌の母を介護する時間が作れる職場に転職したら、ブラック企業でした。離職に追い込まれ、フリーランスのスクールに。その後怒濤の巻き返しが! 初営業で仕事を取ることができたので、フリーランスとして起業しました」

「困難な状況を打開したい」「自分の可能性を試したい」という気持ちから、長く勤めていた職場を離れ、独立・起業をしたという方が多数いました。「生きている限り前に進みたい」という前向きな意見も。ミドルエイジを「長い人生における一つの転機」と捉えている方が多いようです。
 

本音その2
「心理学関係の本をいくつも読み漁り、たどり着いたのが『自分の心の声を聴くこと』。20年以上続けていた会社員生活を辞めて、起業・ロサンゼルス移住・留学の決断に至りました」

長い会社人生の中で「仕事に忙殺され、気がついたらミドルエイジにさしかかっていた」という本音に多くの共感が寄せられました。自分の心の声に耳を傾けることで、本当の自分は何をしたいのか、どうありたいのか、ということを模索するミドル女性の姿が窺えました。

 


まだまだ学びたい! ミドルエイジから始める「勉強」


いま、世の中で大きく注目されているのが「リスキリング」(厚生労働省「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」)。
ミドルエイジからの「学び」は、多くの人が関心を寄せているテーマです。〔ミモレ編集室〕にも、「学び」を実践している方が多数いました。

本音その1
「オンラインの通訳スクールで学び始めました。40代で再び何かの勉強を始めるなんて思ってもみなかったので、人生は何があるか分からないですね」

コロナ禍を経て、オンラインで学ぶ環境が整ってきたことは、ミドルエイジからの学びに良い影響を与えたようです。仕事や家事・育児などの間にオンライン講座などを受講している方が多く、隙間時間で学んで、仕事や生活をより一層充実させようというミドル女性たちの姿が浮かび上がってきました。「若い人たちと一緒にがんばることで刺激を受ける」という声も。
 

本音その2
「40代半ばで大学に入学しました。年齢が年齢だけに余計な時間は無い。アラフィフの自分が卒業してから実際に社会で働ける時間は短い?という不安から、寝ている時間以外はずっと勉強していました。在学中に採用された図書館で今も働いています」

大学で学び直しを始めた、という声も多く聞かれました。ミドルエイジになっても「これを学びたい!」と情熱の赴くままに学ぼうとするミドル女性たち。とてもアクティブですね。
 

本音その3
「それまでの経験が通用しなくなり、人生の方向転換を促され、良い機会だと思い仕事をやめて占星術の講座を受けることにしました。それから自分と深く向き合って、内観するような数年を過ごしています」

コロナ禍で、多くの人がこれからの生き方を考え直したのではないでしょうか。一つの「人生の転機」と捉え、自分の人生の軸について、本当にやりたいことについてなど、改めて考え、行動に移す方が数多く見受けられました。