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みきしかさんからの質問
Q.
更年期、娘の独立、不倫……。
寂しくて不安で、背負いきれません。

夫とは別居を経て離婚をし、娘が14歳の頃から2人で生活してきました。その娘もこの春大学院を卒業し、就職のため他県に引っ越します。同時に、2年ぐらいお付き合いしている学生時代の元恋人(既婚)との関係にも揺れ、寂しさと不安でいっぱいの毎日です。子離れもできていない、彼ともいつか別れなければならない、そう認識しているのですが、気持ちがうまくコントロールできません。休日はできる限り友人と会って話をし、楽しく過ごそうと心がけているのですが、家に戻って一人になると、言葉では言い表せないような寂しさと不安に襲われ涙が止まらなくなります。更年期も重なり、心療内科で安定剤を処方してもらってますが、この先ずっとこの気持ちを抱えていくのかなと思うと苦しくてたまらなくなります。こんな私は異常なのでしょうか。

特別ゲスト 小林照子さんの回答
A.
今のアナタに必要なのは、将来を悲観することじゃなくて、
今までの幸せに感謝し、幸せな未来を夢みることだと思いますよ!

異常じゃなくて、更年期ってそういうもの。寂しくなるんです。でもここを過ぎると、また元気になりますから。更年期は、こどもが大人になるための思春期と同じで、パワフルなオバタリアンになるためのプロセスなのよ(笑)。

とはいえ、今の辛さを少しでも軽減することは必要よね。

まず一つ持つべき考え方としては、「娘が離れていくから寂しい」じゃなくて、「これまで娘と一緒で楽しかったわ〜」と切り替えることね。14年も娘と2人で支え合って生きてこられた。そんな希有な時間を授けてくれてありがとう、と。

今は更年期のせいもあって、ついつい将来を悲観的に捉えてしまうのでしょうけど、そんなことないの。トンネルの先には必ず出口があって、新しい光が待っているのよ。将来は更年期も子育ても終わって体も心もほがらかなアナタになれるし、何より娘の未来を見ることも楽しみでしょう?

それから不倫相手のこと。これは一つの提案なんだけど、彼のことを恋愛対象としてではなく、同志のような存在として見ることはできない?

というのも、私ぐらいの歳になると、伴侶が亡くなって「寂しい」と言っている人がいっぱいいるの。私の友人もそう嘆いていたんだけど、私は友人に、「でもアナタには、アナタのことを慕っている同志や弟子がいっぱいいるじゃない?」って言ったのよ。彼女は実際、そういう同志や弟子から様々なことを相談されたり、「彼女のようになりたい」と憧れられたりしていました。だから彼女が亡くなったとき、孫ほども歳の違う人たちがお葬式でオイオイ泣いていてね。きっと彼女と彼らは同志のような関係なんだ、すごく素敵だな、とうらやましく思ったものです。

今のアナタに必要なことは、今までの幸せに感謝する気持ちを持つことと、幸せな未来を夢みる、ということじゃないかしら。その中で、彼にも感謝するの。そうすれば、無理に別れる必要なんてなくて、これからも同志として付き合っていけるはず。それが清いと思いますよ。

それにね、そういう関係性を築くのって、ある程度時間が必要。歳をとってからじゃなかなか築けないから、大事にしてほしいの。

とにかく安定剤を使ってボヤ〜ンとするのだけはやめてほしいわ。更年期は本当に病気じゃないから。必ず出口があるんだから!

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PROFILE
  • 小林照子(こばやしてるこ)1935年生まれ。美容研究家。現在のコーセーを経て、1991年に「美・ファイン研究所」を設立。モデルや女優、政治家など何万人ものイメージ作りを手がけるほか、青山ビューティ学院高等部・中等部、同・京都校の学園長も務めている。最新著書『80歳のケセラセラ。いくつになっても「転がる石」で』(講談社)が好評発売中。プライベートでは27歳で結婚。娘の小林ひろ美さんは同じく美容家として活躍中。 この人の回答一覧を見る
  • 山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『with』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る