今はSNSでだれでも情報を発信できる時代。あなたが知りたかった情報は、誰かがもうネットの海で発信しているかも。本特集は、ミモレ編集部から「新たな視点を得ることができる」「癒しになる」「知らない世界のリアルがわかる」情報をSNSで発信し、密かにバズっている人=「バズり人(びと)」さんのSNSアカウントをご紹介します。

今回は、大人のバレリーナ「大人リーナ」として華やかに踊る日々をInstagramで発信し続ける「Masayo/大人バレエ/アトリエヨシノ専属モデル」さんにインタビューしました。

 


子どもの頃に憧れていたバレエを34歳から始め、「大人リーナ」に!


――バレエを始めたきっかけはなんだったのでしょうか。

Masayoさん:バレエを始めたのは34歳の時です。今、57歳なんですけれど、34歳の夏に友達と、近所に大きめのバレエ教室を見つけて行ってみたんです。子どもの頃からバレエをしてみたかったんですけれど、当時は他のおけいこ事をしていて、バレエはお嬢様がやるような特殊なおけいこ事だと思っていたんです。

 


――子どもの頃の夢を叶えたということなんですね。

Masayoさん:そうです。友達とノリで行って。レオタードも持っていなかったので、Tシャツ・短パンと靴下でやりました。その頃はすごく体も硬くて、その時に教えてくださった先生が「まさよさん、硬いのね」って笑ったんです。でも、その言葉をかけられても嫌とか恥ずかしいという気持ちにならなくて、めちゃくちゃ体の硬い私を先生が笑って楽しんでくれたのがなんだか嬉しくて、バレエをやろうかなって思えたんです。


――バレエを始めて大変だったことはありますか。

Masayoさん:最近になって正しいバレエがどういうものか、とわかってきたんですけれど、始めた頃は、なんとなく雰囲気で踊ればいいんだ、って思っていたから、特に辛いことはなかったんです。 頑張っていたら、習い始めて1年半ぐらいで、先生が「発表会に出ませんか」って声をかけてくださったので、それから発表会に全て出てきました。だから、大変なことより楽しいことばっかりっていう感じですね。

――すごいですね! 発表会に出ませんか、って声をかけられたんですか。

Masayoさん:やっていたら全員、先生が平等に声かけてくださるんですよ。上手いとか下手じゃなくって。大人からバレエを始めたらそんなに急には上手くならなくて⋯⋯でも、そんな大人リーナがキレイに見える振り付けを先生が考えてくださるから安心して参加できるんです。ちょっと難しいけど発表会を終えたら上達できるような振り付けもあるから、大人リーナが本気になって練習してしまうループ(笑)。


三回転ぐるぐる回るとかはないので、そこは安心して先生を信じて、綺麗な衣装を着て、メイクをして、バレエの雰囲気に浸るっていうのが楽しいですね、今も。

――Instagramの動画を見てると、すごい楽しそうにバレエをされているのが印象的です。「宇宙人メイク」の投稿を見ましたが、メイクも昔とは違うんですね。


Masayoさん:「宇宙人メイク」ね、あれはまあ、今もあのメイクをしているのはありだと思うんですけれど、コロナ禍のあたりから、バレエの舞台メイクが割と普段のメイクと同じような感じに変わってきた流れがあるんです。日本人で私みたいな薄い顔だったら、あの宇宙人メイクで舞台に出ても全然オッケーなのかなと思うんですけれど、 もっと洗練された感じにするには、今の「ジゼルメイク」のような方法がいいのかなと。この「ジゼルメイク」はメイクの先生に教えてもらう機会があって、習いました。

――「ジゼルメイク」だと中顔面が短く見えると書かれてましたが、本当に普通のメイクと同じ感覚だなって感じました。

Masayoさん:バレエのメイクとしても楽しいですし、このメイクを習ったのをきっかけで、 普段のメイクもYouTubeを見て研究して楽しめるようになったんです。なので、「宇宙人メイク」から脱出して良かったなと私は思っています。

――ほんとにそうですよね。普段のメイクに使えるテクニックがすごくあるなと思って。

Masayoさん:そうです。 眉も以前より長く太めに書いてみたり、リップを上にはみ出すように塗って人中部分を短く見せたり。 


私は顔が薄いので、ちょっとでも美人に見せたいなと思ってカラコンを試してみたりもしました。職場でカラコンをしていると、特に若い10代20代の人が「まさよさん、今日違う。なんかいい」って褒めてくれるので嬉しいんです。バレエの友達からも、いつも会っているのにInstagram経由で気づいてくれて「どこのカラコン?」って聞かれたりします。

――カラコンは若い世代の方が敏感に反応されるんですね。

Masayoさん:カラコンは眼科でいろんな色を買って試しているんですけれど、特に10代の中学生に「今日は可愛い」とか言われると嬉しいですね。