知ってよかった！　旬のビューティ情報をお届けする連載。首のシワ特集も今回で３回目。生活習慣が大きく関係する首のシワ。なかでもカギを握るのが寝るときの「枕」なのだそう。さて、首シワをつくらない枕ってどんなの？
 

合わない枕は首のシワを深くする!?

藤本　枕が合わないと首にシワができやすくなるって聞きますけど、本当なんでしょうか？

中島　皮膚科の先生によると、高すぎる枕を使っていると、あごをぐっと引いた状態で寝ることになるので、首のシワが蓄積されやすくなってしまうそうです。

藤本　え、やっぱり！

中島　反対に適切な高さの枕を使うことで、長期的に刻まれる首のシワを緩和できるそうですよ。また高さが合っていれば、首の負担が軽減されます。

入江　適切な高さって？

中島　寝たときに自然に立っている姿勢をそのままキープするのが理想。首の後ろの頸椎は、ゆるやかなS字型を描いていますが、横になっても、このS字型を保つことが大切です。

藤本　じゃあ、適切な高さって人によって違うんですか？

中島　はい。S字型のカーブは人によって異なるので、保つ高さもそれぞれなんです。

入江　なるほど～。とはいえ、自分に合う高さってどうやればわかるのかな？

中島　「枕を使って仰向けに寝てみて、真上ではなく、１メートルくらい先の天井が見える高さ」を目安にしてみてください。軽くあごを引く感じの体勢です。

藤本　自分だとなかなかわからないような……。

中島　当社の店頭には、S字型のカーブを計測するツールがあるので、測ってみるのも手です。その計測を元に、パーソナルフィッティングしてつくる、オーダーメイド枕もあるんですよ。

藤本　オーダー、おいくらくらいですか。

中島　３～５万円ですね。店舗により異なりますが、オーダー枕は、メンテナンスをしてくれる店舗もありますので、メンテナンスサービスもうまく活用すると、より長く使用できますよ。

藤本　おぉ、毎日使うものでそれで眠りの質までアップすると思えばむしろ安いかも。しかも即日持って帰れるとは嬉しい！ 

中島　オーダーメイドでないとしても、店で試して、合うものを選ぶのがおすすめ。また、中身を入れたり外したりして、自分で高さが調整できる枕を選ぶといいですよ。店で「高さOK」と思っても、家で使ってみると、「違った」と感じることもあるので。マットレスの硬さも影響しますから。