【2023国内ドラマ】ベスト5をドラマウォッチャーが厳選！共通するのは“既存イメージをくつがえす描き方”

【４位】『VIVANT』

「お願いだからお金を払わせてくれ〜！」と毎週思ってた

まるで、映画を観ているかのような１時間（ほぼ毎週拡大SPでしたが）。日本の地上波連ドラで、ここまでの巨大スケールの作品ってなかなか観たことがないですよね。2023年を代表するドラマといっても過言ではありません。

正直、わたしは些細な日常を丁寧に紡いでいく系の物語が好きなので、最初は「国家機密!?　別班とな!?　話が壮大すぎてついていけないかも……」と思っていましたが、だんだんとのめり込んでいき。中盤あたりからは、なにがなんでも21時までにはすべてを終わらせて、テレビの前に正座待機をするようになりました。もともとこういった系統の作品がお好きな方は、底なし沼にハマっていたはず。

このドラマの見どころは、なんといっても堺雅人さんの演技力。乃木は、“観たかった堺雅人”が詰まっている役柄でした。大河ドラマ『篤姫』で演じていた家定を彷彿とさせるような表現もあり、毎週ゾクゾク。映像美にもこだわっているので、ぜひスマホではなくテレビの画面で観てほしいです。ドラマ離れしている人たちをカムバックさせる力がある作品だなぁと感じました。