【3位】『ブラッシュアップライフ』
女子特有の“黒い会話”に共感の嵐
バカリズムさんが脚本を務めた地元系タイムリープ・ヒューマン・コメディー(要素が詰め込まれすぎだけど、まじでこんな感じです)。地元の市役所で働く実家住まいの独身女性・麻美(安藤サクラ)が、人生を何度もやり直す物語なのですが、ファンタジーとはちょっとちがって。わりと意味分からんことをやっているはずなのに、なぜかリアル。台詞や小道具も効いているので、ぜひ“ながら見禁止”で楽しんでほしい!
とくに好きなのが、麻美がたびたび開く女子会で繰り広げられる“黒い会話”。なんでもできる上に性格までいい同級生のことを、「あんだけ優秀で性格までいいって、むしろ性格悪いよねぇ」と言ってみたり、カラオケ店で働く男友達が好意でポテトをサービスしてくれたのに、「サービスのポテトって、残しづらいからありがた迷惑だよね」「どうせならドリンクをタダにしてほしかった」と影口を叩いたり。クスッと笑える程度の会話が、リアルで面白かったです。
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