食券制の店において注文後に内容を変更することはマナー違反なのでしょうか。食券であれ注文は注文ですから、利用者は注文を変更することは可能ですが、やはり食券制のお店ということになると、店側の手間という問題が関係してきます。
あるテレビ番組で、食券を発行した後に注文を変更することの是非についてアンケートが行われ、変更してもよいという人が約65%、変更しない方が良いというのが35%という結果が紹介されました。番組に出演していたマツコ・デラックスさんや有吉弘行さんは、基本的に食券制の店というのは自動化されているから安いという仕組みであり、注文後の変更は避けた方が良いという意見でした。特にマツコさんは、「変更しても良い」という割合が高いことについて「日本は終わったわよ、これマジか?」と驚きの声を上げていました。
両名が指摘する通り、食券制の店というのは、ほとんどが低価格であり、自動化でコストを削減するために食券機が置いてあります。支払い後に食券を再発行したり、修正するという手間はできる限り避けた方が良いというのはその通りでしょう。
一方で、利用者にも間違いはありますから、柔軟に対応しても良いのでは? という意見もあることでしょう。
こうしたマナー問題は、近年、よく話題になるのですが、日本人はイチかゼロかで物事を考えてしまう傾向が強く、マニュアルがないと動けないという人が少なくありません。結果として、こうした問題への対処を苦手としているように見えます。
原理原則としては、一度発券した食券を再発行するのはかなりの手間になりますから、避けた方が良いということになるでしょう。しかしながら、顧客から変更の要請があった場合、必ず食券を再発行しなければならないのかというそうではありません。
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