筋力低下は「糖尿病」のリスクを招く!?

「筋力低下」は意外な病につながる!?90歳まで効果が見込める超簡単「貯筋」トレーニングを今すぐ始めよう_img0
 

サルコペニア肥満とは、「筋肉量は下がっているのに、脂肪量は増加している状態」をさします。脂肪は、血糖値を下げる「インスリン」の効果を抑制する困った働きをするので、脂肪が増えると血糖値が上がり、最悪の場合、糖尿病になってしまいます。

つまり、サルコペニア肥満と糖尿病は、切っても切れない悪しき関係なのです。そもそも、糖尿病になると筋肉が分解されやすくなるので、糖尿病から始まってサルコペニア肥満になるケースもあります。

 


中高年こそ、健康のために筋トレを始めよう


サルコペニア肥満が悪化すれば糖尿病が悪化し、糖尿病が悪化すればサルコペニア肥満が悪化する……まさに負の連鎖です。

ゆえに、筋力の低下は「老いの宿命」として片づけるには、あまりにもリスクが高いのです。そこで50歳からは、筋肉のもとになる「タンパク質」を食事で積極的に摂取していく必要があります。しっかりとタンパク質を摂取したうえで、運動や筋トレを続けていけば、サルコペニアになるリスクはぐんと下げられることでしょう。

筋トレは若者がするものだというイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれせんが、むしろ中高年の方こそ、健康のために筋トレを日常生活にとり入れるべきです。