何か副業になるか迷ったら、思い出してほしいこと
MOS、ITパスポート、秘書検定と、まるで新卒気分ですが、ブランクを埋め、時代をアップデートするためには必要そうです。
また、ベタですが簿記も持っていて損はない資格。
簿記3級はユーキャンの人気講座ランキングでも6位に入っていますが、「会計や経理は、どの会社でも必要とされるため、根強い人気があります」(湯谷さん)。
資格ソムリエの林さんによると「(ミドル世代が新卒だった)昔に比べると、簿記も難しくなっています。当時2級に含まれていた内容が3級で出てきたり、試験も時代によって進化しています」とのこと。
ちなみに、簿記に限らず、試験の難易度は年々上がっていくものが多いそうです。
「例えば、宅建は毎年20万〜30万人受けて、3万〜4万人合格します。合格率は大体17%くらいで一定です。不合格になった人は翌年もチャレンジします。資格はある程度の質を担保しないといけないので、翌年は少し難易度が上がり、さらに次の年も上がり……とこうして年々難しくなっていく仕組みです」(林さん)
こう聞くと、資格取得は早ければ早いほどお得な気がしてきました。
オフィス勤務未経験の人がデスクワークを希望する場合は…?
最後に、オフィス経験がない人が、デスクワークを希望した場合はどうすればいいでしょう?
それこそ、上記に出てきた資格を取るのもアリですが、オフィスワークを未経験で始めるなら、医療事務など「手に職」系の資格を目指してみるのも1つの手です。
医療事務、調剤薬局事務、介護事務は、レセプト(診療報酬明細書/調剤報酬明細書/介護報酬明細書)作成など、デスクワークや接客応対が主な仕事。
デスクワークの良さと、ミドル世代ならではのコミュニケーション能力を生かして、新しい一歩を踏み出せます。
「やっぱりオフィスワーク、デスクワークがいい!」という人は、今の時代にあったお守り代わりの資格があると安心です。
構成/佐野倫子
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