ボブの場合、一つ結びができないため、どうしてもダウンスタイルばかりになりがち。とはいえ、トップスにボリュームがある冬服の日は、髪にほんの少しだけ抜け感をプラスしたいところ。そこでおすすめなのが、ちょっと大きめのバレッタ。片サイドにあしらうだけで軽やかさが出て、新鮮な印象になります。40代でもスマートに仕上がる“ボブのためのバレッタ使いのコツ”をご紹介します。

 

 POINT1 
失敗しないバレッタ選びは
2つポイントがあり

ヘア担当・KIMIKAさん(Velvet on the Beach)
モデル・内藤有耶さん(49歳)

大人ボブのバレッタ使いは「デコラティブよりもシンプルなデザイン」、「小さいものよりちょい大きめ」を選ぶと失敗が少なく、抜け感も表現しやすくなります。最近はシルバーやゴールドの合金タイプをたくさん目にしますが、これは持っていて損はなし! 耳掛けしたサイドの髪を留めたり、ハーフアップのポイントに使うだけで、ノーアクセでもハイセンスな印象を演出できます。バレッタはややロングサイズのほうがまとめやすく、こなれた雰囲気に。
 

ヘア担当・NAOMIさん(EMMA GINZA)
モデル・高萩貴恵さん(40歳)

また、40代で使いやすいのは最近流行りのスクエアやレクタングルタイプのもの。形にクセがない分、柄や素材で遊んでも子供っぽく見えないので、モノトーンの服など見た目が暗く沈んで見えやすいときのアクセントにも活躍します。
 

 POINT2 
ボブ特有の“まとまり過ぎ”が
気になる人はカール感をプラス

 

サイドアレンジに華やかさやおしゃれ感を足したいときは、顔周りに動きを与えてみましょう。パッツンボブなら毛先をクルンと内巻きや外巻きにしたり、ふんわり系のショートボブなら、揉み上げにワンカールプラスします。このプロセスを加えるだけで仕上がりに柔らかさや今っぽさがアップ。ボブ特有の‟まとまり過ぎ”がほどよく崩れて、大人のおしゃれ上級者な雰囲気になります。
 

 POINT3 
ヘアオイルをつけて
浮き毛や乾燥毛をカバー

 

バレッタを付ける前に、軽くヘアオイルをなじませます。特に冬の乾燥毛は顔立ちを疲れて見せますし、静電気やエイジングによる浮き毛も避けたいところ。オイルを塗布する際、量が多すぎるとバレッタがズレてしまう原因にもなるので、自然なツヤ感を演出する程度の量で加減しましょう。

 

アイロンで巻いた部分は、ドライな質感が目立たないようにしましょう。特に揉み上げのカールはツヤ感がないと疲れて見えますから、ヘアオイルはとても重宝します。

最後に耳掛けした片サイドにバレッタをオン。斜め上に向かって角度をつけると顔立ちもシャープに見えやすいです。

 
 

ショートボブの場合、バレッタでとめた耳後ろの髪を潰さずにふんわりさせると奥行きが出てメリハリのある華やかさが生まれます。「仕上がりが地味かも?」と感じたら、ヘアアクセでとめた先の髪を指先で開いてみるとバランスがよくなります。

サイドアレンジは着膨れしやすい冬服のときこそ使えるテクニック。ボブのデイリーヘアのアクセントにおすすめです。
 


 Salon data 
•EMMA GINZA
東京都中央区銀座2-10-11 マロニエ通り銀座館7F
tel. 03-6264-1134

•Velvet on the Beach東京都渋谷区神宮前5-5-3 メゾン・ダルブル1F
tel. 03-3486-5620
 


ボブでも応用できる! ハーフアップアレンジの作り方
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撮影/古谷利幸
取材・文/小澤佐智子
構成/國見 香
 

 

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