「人は変わることもある」と理解する大切さ


人は、変わります。いい方向に変わるならいいのですが、悪い方向に向かってしまう人もいます。
特に、社会的地位が高くなったり、お金をたくさん持つようになったり、周りがチヤホヤしたりすると残念な人に変わってしまうことは、意外とあります。よほど精神が強くないと、うぬぼれたり、図に乗ったりしがちで、それは誰にでも起こり得ることでしょう。
しかも、悪い方向に向かっているときは、本人が気づいていないことは多い。偉くなればなるほど(人気が出れば出るほど)、周りにものを言える人が少なくなりますしね。

「以前はいい人だったけど、今は悪い人に変わってしまった」というケースはあります。いつまでも「昔の印象」を追いかけないで、「今のその人」をしっかり見ることは大切です

 


逆に、今は「いい人になった」ケースも


逆に、過去には悪いところがあったけど、反省して心を磨き、今はいい人に成長したというケースもあります。だから5年、10年前に悪いことをしたことがあっても、深い反省を経て、今は生まれ変わったように「全くの別人」になっていることもあります。
そんなときに、「過去に犯した愚かな行為」の印象がずっと残っていたり、今になって公になってしまったりすると、本人もやりきれなくなってしまうことはあるでしょう。

ただ、ひどい行為というのは、やった人よりもやられた人のほうが覚えているもの。やった側が「昔のこと」だと思っていても、やられた側の人生では「まだ終わっていない」ということも少なくありません。ましてやトラウマができてしまった場合は、長い間苦しみ続けていることも。
その場合は、時効とか法的なことは置いといても、「人としてきちんと謝罪すること」は大事なことです。

もし応援している有名人が、そんな加害者側の立場である場合は、「“今のその人”が、どんな言葉を発し、どんな行動するのか」は、冷静に見る必要があります。そこに、「本当にその人は、改心したのかどうか」も見えてくるからです。

推し活は楽しいことですが、気をつけないと自分の人生をおざなりにしてしまうこともあります。“本当に応援する(愛する)”ためにも、大事なことがあるのです。次のページで紹介します。