子供の卒入学のセレモニーは、母親である私たちにとっても大きなイベントです。「スーツは?」「ヘアとメイクは?」と悩みながらも、本番当日に向けて気持ちもワクワクしてしまうものですね。今回は、ミモレ世代に多い“前髪なし派のボブヘア”のセレモニーヘアを紹介。控えめだけどセンスを感じる、シンプルなまとめ髪を解説します。

 


シンプルなひとつ結びに“ひとさじ程度の立体感”。
頑張り過ぎないニュアンスヘアが今っぽい!

 

セレモニーのヘアスタイルは派手過ぎず、地味過ぎず……。どこか知性を感じつつ、今っぽいヘアを自分で簡単に作れたらいいですね。今回は、シンプルなひとつ結びをベースにちょっとした小ワザをきかせて、こなれ感のある上品ヘアアレンジを作ります。

例えばセンターパートのひとつ結びもエレガントですが、年齢と共に輪郭を全部出すまとめ髪に自信がなくなってきた人は、長めバングを生かしながらおくれ毛を作ってみましょう。ぐっと大人の女っぽさが盛れるんです。

また、襟足でひとつに縛るときは2回にわけて立体感を出すだけで、ペタンと平面的に見えやすい後頭部がセレモニー仕様に。とても華やかさが生まれます。

用意するのは、ゴム2本。さらにお好みのヘアアクセがあるとより晴れやかなヘアスタイルに。本番の前に練習してみましょう!
 

\ベースの髪はこちら!/

今回のモデル・澤田泉美さん
13歳、5歳、3歳のお子さんのママ。「家族の笑顔と自分の笑顔にいい暮らし」がモットー。肩ラインのワンレングス風ボブ。髪質は細毛でやや柔らかいため、タイトにまとめるとペタンとしやすいタイプ。


 How to style ! 
1  左側の内側だけ残してひとつに縛る

 

襟足でひとつに縛ります。このとき、左半分は表面だけをスライスして分け取ります。左側の内側は、そのまま下ろしておきましょう。
 

2  残した毛束を巻き付ける

 

残しておいた左側の内側の毛束は、プロセス1のゴムをまたぐように右へと移動したら、ゴムに沿わせて半回転して、最初に結んだ毛束の下にセットします。
 

3  もう1本のゴムでまとめる

 

2本の毛束をまとめるために、もう1本のゴムで縛ります。
 

4  前髪の端を数束引き出す

 

バランスを見ながら、左右の前髪は2~3束引き出します。
 

5  ヘアオイルをつけたら根元を立ち上げる

 

引き出した前髪に薄っすらとヘアオイルをなじませて束感を作ります。この時、根元はつけないようにしましょう。一番内側にある毛束(眉間に近い毛束)と、もみあげの毛束はヘアアイロンを使って根元側を引立ち上げたら、毛先に向かってJの字風にゆるいカーブをつけます。左右共に行いましょう。

 
  • 1
  • 2