暖かくなってきたと思ったらいきなり冬に逆戻り? 三寒四温とは言いますが、急に寒い日のちょっとした外出にはニット帽がとても便利。でも、このニット帽がクセモノ。おでこが全開は抵抗があるし、前髪を下ろすにも適量がわからない、ちょっとだけ下ろすと薄毛っぽい!? ……などなど。今回は、おしゃれにきまらない方のためのニット帽問題を解決します!

 


前髪下ろしたい派は「分け目」と「下ろす量」を
変えるだけで、帽子ヘアのバランス力がアップ!

 

\ベースの髪はこちら!/

今回の読者モデル・俵あゆみさん(43歳)
前髪があると、ニット帽の中に入れても数本飛び出したり、全部下ろすと子供っぽかったりするなど「帽子って難しい!」と諦めモードです。

前髪あり派のヘアスタイルを好む方は「おでこや眉毛を前髪で隠したい」「前髪があるほうが顔のバランスが良く見える」と感じている方も多いと思います。となると、意外と難しいのが帽子を被った日の前髪の整え方。

下ろした前髪がモサッと重くならず、さらに顔まわりの毛束にニュアンス感を出すには、帽子を被る前に分け目を6:4か7:3にすることがポイントです。髪にヘアオイルを全体になじませると、帽子ヘアでもボサッとしないので手抜き感のない印象になります。
 

いつもの感じでニット帽を
かぶってもらいました

 

とりあえず帽子をかぶっただけだといつもこんな感じ。十分可愛いのですが、前髪が少し残念……。

こなれニット帽スタイル、
スタート!

 

前髪をブローしてJカール風に整えたら、ヘアオイルを中間~毛先になじませます。前髪の毛先側にも薄っすらと馴染ませましょう。

 

分け目を深く取ります(モデルは6:4)。6の側(右)は、前髪の上に分け取った表面の毛束がかぶさっています。これがポイントに!

次に襟足側で緩くひとつにまとめます。最初に分け目を深くとっているので、顔周りに自然と落ちてくる毛束は、下ろしたままでOK! その後、前髪の表面を分け取って、こめかみの辺りでピンを使ってまとめます。

 

分け目から落ちる表面の毛束(青矢印)は、そのまま下ろしておきましょう。反対側もバランスを見ながら顔周りに毛束を残します。

 

ヘビーパート側の前髪は、表面を分け取ってピンで固定します。内側は下ろしたままにします。

 

帽子をかぶったら、最後にゴムを少しだけ引き下げます。耳後ろにたるみが出ることで、ほどよい無造作感が生まれてこなれた印象に。襟足が短い人はこの工程は省きます。

 
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