甘いだけに終わらないのも、黒だから。
小物は端正な黒で、大人の甘辛バランスに。
亜矢子:ジャガード織の光沢素材のハリのあるワンピースなのですが、テントラインのこの立体感もドラマティックですよねー!
松井:ティアードで、バックスタイルは切り替えが背中に向かって上がっていくの。独特のフォルムが生まれて、どこから見ても美しい!
亜矢子:甘さがあるのに、ちゃんと大人らしいエレガンスも感じられるんです。このドレスは、あわせる小物次第で行き先が変えられるから、カジュアルから特別な日まで、幅広いシーンで活躍してくれると思います。今日は四角いフォルムのバッグとポインテッドトゥのミュールで少しだけ端正さもプラスしてみました。緩急をきかせて、少しノーブルに。
松井:ティアードのシルエットとボリューム感に、ジャガードの表情と光沢感。いつもの自分とはちょっとキャラクターが違いそうだけれど、黒だから臆せずトライできちゃう。このくらいの可愛げも大人にいいんだなって、改めて気がつきました。
亜矢子:全身黒でも沈まないし、地味になるという心配も全くありません。自由になれるというか、おしゃれするのが楽しくなるんですよ。
松井:確かに、それもわかる! 黒がリアルに着地させてくれるから、ちょっと大胆に挑戦するほうがいいのね。ついベーシックだったり、シンプルなものに落ち着こうとしちゃうけれど、黒を味方にすればまだまだ、もっとおしゃれが磨かれるんだなってつくづく思います。
亜矢子:そうですよ! お値段は張るけれど、上質素材の黒はやっぱりとっても華やかで美しいんです。確かなものを心を込めて選んで、大切に長く着続けるというのも大人の選択だと思います。
松井:そんな上質な一枚や、気のきいたワンアイテムがワードローブにあると、急なお誘いにも戸惑わないし、何より特別な日の装いが格段に洗練されるなって改めて実感しました。心が軽くなるというか、オケージョンに始まり、これからの季節のお出かけも楽しみに! 亜矢子さん、どの回もとっても参考になりました。どうもありがとうございました!
亜矢子:ね! 心踊るこれからの季節、おしゃれも楽しみましょう!
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撮影/遠藤優貴
スタイリング/福田亜矢子
ヘア&メイク/川村友子
出演・取材・文/松井陽子
構成/幸山梨奈
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