チェックポイントは4つ!
まずは基本の姿勢を覚えて

 

では、いまの自分が正しい姿勢をできているのか確認していきましょう。これには、壁を使った「壁立ち」が便利です。「壁立ち」とは、壁に背をつけてまっすぐ立つことをいいます。自分ではまっすぐ立っているつもりでも、実は「左右で肩の高さが違っていた」「反り腰になっていた」などの発見があったり、「正しい姿勢になると逆に違和感がある」といった感想を持たれる方もいるかと思います。違和感があるということは、長年のクセにより、体がゆがんでいるということ。毎日意識して整えていくことが大切です。

 


【壁立ちの方法】
まずは全身鏡を用意し、壁に背中を向けて立ちます。つま先を揃えて、かかと、ふくらはぎの裏側、お尻、両肩、後頭部が壁につくように姿勢を整え、下記のポイントをチェックします。

「老け見え・若見え、その差ってなに?」4つの項目で「おばさん見え」姿勢をチェック!【バチェラー3・野原 遥】_img0
 

① くるぶしから耳までを一直線につなぎ、キープ
横から見たときに、「くるぶしの上に腰」「腰の上に肩」「肩の上に耳」というように、積み木を積み上げるような感覚で体をまっすぐに立てると、重心が真ん中で安定します。

② 左右の肩の高さを揃える
正面から見たとき、左右の肩の高さが揃っていることを確認。荷物をいつも同じほうの肩にかけていたりする場合など、肩の位置が変わってしまっている可能性もあります。

③ 骨盤を垂直に立てる
横から見たとき、壁と腰の間にできる隙間は、手のひらが入る程度。隙間が大きい場合は、骨盤が前傾して反り腰になっています。逆に隙間が全くない場合は後傾しています。

  • 「老け見え・若見え、その差ってなに?」4つの項目で「おばさん見え」姿勢をチェック!【バチェラー3・野原 遥】_img1 ○正しい位置
  • 「老け見え・若見え、その差ってなに?」4つの項目で「おばさん見え」姿勢をチェック!【バチェラー3・野原 遥】_img2 ×前傾気味
  • 「老け見え・若見え、その差ってなに?」4つの項目で「おばさん見え」姿勢をチェック!【バチェラー3・野原 遥】_img3 ×後傾気味


④ 左右の脚をぴったりつける
ふくらはぎの内側、ヒザの内側、太もものつけ根をピッタリつけて、左右の脚の間に隙間がないようにしましょう。ヒザがつかない場合は「O脚」、ヒザがついてもふくらはぎがつかない場合は「ヒザ下O脚」になっているかもしれません。そんな場合は無理をせず、整形外科や整体に相談してみて。

以上の4つのポイントを全てクリアした状態が、正しい姿勢です。この姿勢を常に意識しましょう。正しい姿勢をキープすることは、筋トレにもつながりますよ。