お腹から脚が生えているつもりで
みぞおちの下から脚を動かす

 

ここからは、先ほどの正しい姿勢を応用した、美しい歩き方についてです。

 老けて見える歩き方 

「老け見え・若見え、その差ってなに?」4つの項目で「おばさん見え」姿勢をチェック!【バチェラー3・野原 遥】_img0
 

立っているときと同じですが、首が前に出て、猫背になっていると、全体のバランスを取るために骨盤が後傾して、ヒザも曲がってしまっています。また、脚の筋力が衰えるとしっかり脚が上がらず、狭い歩幅でペタペタと歩きがち。腕も大きく振っていると、エレガントには見えません。
 

 若々しくエレガントに見える歩き方 

「老け見え・若見え、その差ってなに?」4つの項目で「おばさん見え」姿勢をチェック!【バチェラー3・野原 遥】_img1
 

上半身、特に首と骨盤は、前ページで確認した正しい位置をキープ。歩くときはお腹から脚が生えているつもりで、みぞおちの下から脚を動かすイメージで踏み出します。さらに後ろ脚全体で体を前に押し出すように歩くことで、ペタペタ歩きにならず、颯爽と歩くことができます。腕は「振る」のではなく、体に沿って「なびかせる」つもりで。「前1:後2」の割合で、広背筋を使って動かすようにします。

<POINT>

「老け見え・若見え、その差ってなに?」4つの項目で「おばさん見え」姿勢をチェック!【バチェラー3・野原 遥】_img2
 

美しい歩き方には美しい歩幅の把握が大切。まず、正しい姿勢でまっすぐ立ち、肩幅に足を開きます。そのまま体ごと90度横を向いたときの足の間隔が、ご自身の理想の歩幅です。

正しい姿勢を保つこと、正しい体の使い方を知ることで、「私、いつもよりちょっといいかも!」と思えたら、それが自信につながり、その人のオーラとなっていきます。体にとってもいいことばかりなので、日頃の生活に取り入れてみてください!

 


答えは一つじゃない。だけど
基本を知れば個々の魅力を引き出せる!

 

ここまで、話し方・日常のしぐさ・姿勢について見てきましたが、個人の美しさや魅力の種類は人の数だけあり、私がご提案するものが全てではありません。それでも、お伝えしたもののうち、一つでも「そういう視点もあるよね」と思って取り入れていただくことで、みなさんの自信につながるのだとしたら、とても嬉しく思います。

姿勢については、見た目だけでなく体にとっても「これがいい」という正しいフォーマットがありますが、話し方や日常のしぐさについては、「私ならこうする」というふうに考えていただくのもいいと思います。今回私は、基本となる部分をお伝えしましたので、それらをもとに、みなさんおひとりおひとりの魅力を輝かせていってくださいね。
 

「老け見え・若見え、その差ってなに?」4つの項目で「おばさん見え」姿勢をチェック!【バチェラー3・野原 遥】_img3
 

『明日から美人』
¥1705
(C C Cメディアハウス刊)

今回インタビューをした野原 遥さんによる、それぞれの人の中にある「本当の美」を引き出すための体の使い方の本が発売中。「本当の美」を引き出す「正しい姿勢」と「洗練された振る舞い」を、丁寧な図解でわかりやすく解説します。凛とした立ち姿や、流れるような歩き方、ふんわりと重力を感じさせないような座り方のほか、グラスに口をつけたり、バッグからハンカチを取り出したりするときの優雅な所作を学ぶことで、全身から美のオーラが放たれます。誰もが持つオリジナルの魅力を輝かせるための、一生ものの知識が得られる一冊。


写真/目黒智子
ヘアメイク/コンイルミ[ROI]
取材・文/中田絢子
編集/國見 香
 

「老け見え・若見え、その差ってなに?」4つの項目で「おばさん見え」姿勢をチェック!【バチェラー3・野原 遥】_img4

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