©2024『マッチング』製作委員会

予告やビジュアルを観ると「面白そうだけど怖そう」という印象を持つ人が多そうな、映画『マッチング』。観終わったとき、まさかこんな気持ちでこの画像を観ることになるとは思っていませんでした。期待通り面白さも怖さもあるのですが、おそらくほとんどの人が予想したのとは違う方向に話が展開していく……そこがこの作品の魅力と言ってもいいかもしれません。

何を言ってもネタバレになってしまいそうで、どう言葉にするか悩んでしまいますが、ぜひ劇場で”体感”してほしい作品なので、ネタバレしすぎない程度に魅力をお伝えしたいと思います。

 


共感できる人も多い、仕事ひとすじで恋に奥手なヒロイン・輪花

©2024『マッチング』製作委員会

仕事は一生懸命してきたけど恋愛は苦手。でも本当は幸せな恋がしたいし、運命の人と出会いたいーー主人公の輪花(土屋太鳳)に、共感する方も多いのではないでしょうか。そんな輪花が職場の友人にしつこく勧められて登録したマッチングアプリ。そんな顔で登録しなくても、と思うくらい仏頂面ですが、めでたく(?)トムという男性とマッチングし、デートすることになります。

一方都内では、マッチングアプリで出会って”アプリ婚”したカップルを標的とした連続殺人事件が起こっていました。