20代の頃にニキビに悩み、そこからビタミンCの沼へ

——大野さんのトレードマークといえば「杏仁豆腐肌」。今までに肌トラブルの経験はありますか?

大野:もちろん……! 仕事に忙殺されていた20代の頃、ニキビがひどい時期がありました。潰したり、高いコスメを使ったり、当時ニキビに効果があると言われていたものは全部試しました。皮膚科でビタミンCのイオン導入と点滴をしてもらったのをきっかけに、どんどん調子が良くなって。家でもビタミンCのスキンケアと内服を取り入れるようになりました。そこからはもう、ビタミンCに埋もれる人生です(笑)。

【驚異の美肌】ファッション業界で働く彼女が39歳で「皮膚の変態」という肩書きを名乗るまで【大野真理子】_img0
 

あと産後はやっぱり、美容面のトラブルが多かったです。30歳と34歳の時に出産をして、産後は授乳でどんどん痩せる体質でした。今まで一生ダイエットをしてきた人生だったので、「食べても太らない」と初めて言えた歓喜の瞬間があって(笑)。それが嬉しくて、嬉しくて。ナポリタン! オムライス! ケーキ! のような、やんちゃな食生活をしていた時期がありました。すると授乳で子どもにたんぱく質が取られ、肌や髪はカサカサに、さらには鼻血がぶいぶい出てくるようになって……。食生活を大反省。食べることが美容にも健康にも重要なんだと、身を持って知りました。

 


身体の“凝り”を放置すると顔がたるみます

——ミドルエイジになり、感じている変化はありますか?

大野:特にたるみに関しては、毎日感じております(笑)。年齢を重ねるにつれて、身体の凝りを放置すると、顔がたるんでくるんです。たとえば肩まわりの筋肉が張っていると、硬くなって下に引っ張られていきます。そこから、顔もたるんでいくという悪循環。なので寝る前など時間があるときは、なるべく凝りをほぐしたり、伸ばすことを習慣にしています。


大野さんのミドルエイジ美容についてのお話は、次回以降じっくりうかがいます。お楽しみに! 次回は3/18配信です。

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『「皮膚の変態」が本気で選んだ270品 悩みに「効く」コスメ』
著・大野真理子
¥1760(税込) 講談社

「皮膚の変態」というキャッチコピーで注目を集め、今一番勢いのある美容家・大野真理子さんの初の書籍。「都心の一等地にマンションが買えるほど、美容に課金した」という大野さんが推す、悩みに「効く」スキンケアアイテムの決定版がこの中に! FRaU webで好評連載中の『皮膚から始まる幸福論』に大幅に加筆・修正を加え、スキンケアからボディのお悩み格闘記、美容医療に至るまで網羅。初心者から美容オタクまで楽しめる、読み応えたっぷりの一冊です。


撮影/柏原力
取材・文/広田香奈
構成/坂口彩
 

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