先週金曜日（22日）現地時間の午後６時、世界中が衝撃に包まれました。
ケンジントンパレスのSNS公式アカウントを通して、キャサリン妃の動画が公開され、その中で自身が「がん」に羅患していることを公表されました。
今年１月に突如入院、手術をされて以来、その病状について懸念とともに色々な憶測が流れる中での、記憶に新しい母の日に公開された画像の加工騒動……。更にご夫婦での２ショットがパパラッチされるも、AI説や別人説などが出てきて真相が見えぬ中、キャサリン妃とウィリアム皇太子ご夫妻に対する陰謀論すらネット上で囁かれていました。
それから数日後のこの日、２日前に撮影されたというウィンザーのお庭で春の花に囲まれ、ベンチに座りながら、冷静に、簡潔に、ご自身のお気持ちを伝えられたキャサリン妃。
その勇気ある行動は、英国はもちろん米国ホワイトハウスからもその場で個人的なコメントが出されるほどの衝撃を与えました。
もうこのニュースをご存知の方も多いと思いますが、キャサリン妃のお言葉から見えた真実や想い、そして私の視点で感動し注目したポイントを解説します。
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２分15秒のキャサリン妃のメッセージ 全訳
『この場をお借りして、私が手術から回復している間、たくさんの素晴らしい応援メッセージとご理解に個人的にお礼を言いたいと思います。私たち家族全員にとって、この数ヵ月は信じられないほど厳しいものでしたが、素晴らしい医療チームが私の世話をしてくれたことに感謝しています。
１月にロンドンで腹部の大手術を受けましたが、当時はがんではないと思われていました。手術も成功しました。しかし手術後の検査でがんが見つかりました。従って私の医療チームは、予防的な化学療法を受けるべきだとアドバイスし、現在私はその治療の初期段階にいます。
このことはもちろん大きなショックであり、ウィリアムと私は幼い家族のために、このことを個人的に処理し、管理するためにできる限りのことをしてきました。ご想像の通り、これには時間がかかりました。治療を始めるためにあたり、大手術から回復するのにも時間がかかりました。
しかし、最も重要なことは、ジョージ、シャーロット、ルイに適正な方法ですべてを説明し、私が大丈夫だと安心させるのに時間がかかったことです。彼らに言ったように、私は元気で、心も体も精神も治ることに集中することで、日々強くなっています。ウィリアムがそばにいてくれることも、大きな慰めと安心の源です。
多くの皆さんから受けた愛、サポート、優しさもそうです。私たち二人にとって、とても大きな意味を持っています。
私が治療を終える間、家族として、私たちには今、時間、空間、プライバシーが必要であることを理解して頂けることを願います。私の仕事はいつも私に深い喜びをもたらしてくれましたし、可能な限り復帰することを楽しみにしていますが、今は完全に回復することに集中しなければなりません。
私はまた、がんに人生を左右されたすべての人々のことを考えています。
どのような形であれ、この病気に直面している皆さん、どうか信念や希望を失わないでください。あなたはひとりではありません』
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