モデルとして、テレビ出演やラジオパーソナリティとしても活躍中の浜島直子さん、愛称“はまじ”。彼女がファッション、ビューティ、ライフスタイル、さまざまなジャンルで新しい自分を発見していく連載です。今週はモデルはまじが考える”似合う服”について。似合うにも度合いがあり「似合いすぎる服は存在感を消してしまう気がする……」と言います。
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「好き」や「着心地がいい」はわかりやすいけれど「似合う」は少し難しい
着る服を選ぶとき、いろいろな理由があると思います。「好きだから」「似合うから」「着心地がいいから」。全部が重なれば、それほどラッキーなことはありませんよね。たとえば、今日着ているようなゆったりしていて軽やかなワンピース。「好き」だし、周囲からも「似合う」と言ってもらえて、締め付けもなく「着心地がいい」。まさに私らしいアイテム。この連載を見返してもらうとよくわかりますが、何度となく着ています(笑)。
「好き」や「着心地がいい」はわかりやすいですが、「似合う」は少し難しいなと思うことがあります。
実は私、上品できれいめなスーツがすごく似合うんです。というのも肩幅が広くいかり肩なので、天然ハンガーのようにキレイなシルエットが保てるんです。あ、てことはたまたま体型に合うだけなのかな(笑)。でも、似合いすぎて、ハマりすぎてしまうがために、ふわーっと存在感が消えていって残像みたいになっているような感覚も自分の中にはあって。
でも、決してハマりすぎることをネガティブに思っているわけではなく、冷静に自分が着る服を見られるのは、いいことだなと思っています。客観的に見られれば、着ないという選択もできるし、着方で工夫するということもできる。目に映るものすべて欲しかった若かりし頃の私にはなかった視点です(笑)。
そして似合いすぎるからとジャケット全般を手に取らなかった時期を経て、最近は少しずつジャケットにも気持ちが向くようになってきました。
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