2016年に離婚申請してから今だに続いている、ブラピことブラッド・ピットとアンジーことアンジェリーナ・ジョリーの離婚裁判が、新たな局面を迎えています。

ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー(2014年当時)。写真:Shutterstock/アフロ

現在ふたりは2008年に共同購入したワイナリー、シャトー・ミラバルの所有権を巡って法廷で闘争中。これはブラピが、ふたりが半分ずつ所有するワイナリーの株式はお互いの承認なしには売却しないと合意していたにも関わらず、アンジーは自分の所有分をロシアの大富豪ユーリ・シェフラーの所有する「ストーリ」グループに、ブラピの同意なしに売却したと主張しているもの。
 

 

そんな中、先週、アンジーの弁護団が裁判所に提出した書類の中で「以前からアンジーが身体的なDVを受けていた」との主張を新たに申し立てたという報道が。

そもそもふたりには、離婚の決定打となったとされる出来事が。それは2016年にフランスからカリフォルニアに向かうフライト中、プライベートジェットの中でブラピが子どもたちにDVをふるい、その5日後にアンジーが離婚を申請したというもの。

2022年に明らかとなったその詳細とは、「6人の子どものうちのひとりとブラピが口論になり、アンジーが何が問題なのかと尋ねると、ブラピは激昂してアンジーを言葉で攻撃。さらにアンジーの頭を掴んで振った後にバスルームの壁に押しつけた」、さらには「子どもたちのひとりを窒息させてもうひとりの顔を殴った」などというショッキングなものでした。子どもたちはやめるように懇願し、怯えて泣いていたとか。ただしこれはあくまでアンジー側の主張。

今回、米CNNがロサンゼルス上級裁判所から入手した裁判記録によれば、「ブラピによるアンジーへの身体的DVの歴史はそのフライトのかなり前から始まっていた」と、アンジー側の弁護士は申し立てをしていたそう。つまり自分だけならばと我慢していたアンジーが、子どもたちにまで危害が及んだことで離婚を決意した、ということのようです。

2014年当時のふたり。写真:Shutterstock/アフロ

また、アンジーがワイナリーの所有分をブラピに売却しようとした際、交渉でブラピは「アンジーと家族に対する虐待についての秘密保持契約」を要求。アンジーは「裁判が不利になったとしても、個人的な不正行為(DVのこと)を沈黙しないといけない制約を受けるような契約はしたくない」とそれを拒否し、交渉は決裂したのだとか。そしてブラピは、DVに関する証拠書類が公になることを恐れていたとも。

この書類にはアンジー側の主張として、「ジョリーをコントロールして罰しようとするピットの揺るぎない試みは、彼女と彼らの家族に多大な感情的、財政的な犠牲を負わせ続けています。ジョリーは家族が癒やされ子どもたちがさらなる痛みやトラウマから免がれることを切望しており、ピットも同じことを望んでいることを、心から願っています」と書かれていたとのこと。

しかしSNSなどでの世論を見ている限り、この報道でブラピはノーダメージのよう。日頃からいい人キャラで知られるブラピがDVを振るっていたと信じる人は少なく、「そこまでしてブラピを引き摺り下ろしたいアンジーって、執念深くて怖い」という意見がおおかたです。たしかにアンジーはブラピに殴られておとなしく黙っているようなタイプには見えないけれど、真実は神のみぞ知る、ですよね。

離婚申請のおよそ1年前、2015年1月当時のふたり。写真:ロイター/アフロ

かつては“ブランジェリーナ”と呼ばれ世紀のカップルと言われていたふたりがここまで憎しみ合うようになるだなんて。愛がもつれるって、この世でいちばん厄介なことなのかもしれませんね。

 

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