演技と食品サンプルの共通点
ーー食品サンプルのどんなところに惹かれたんですか?
加藤:食べるのも好きなんですけど、食べ物のデザインが好きなんですよね。例えばお寿司は、シャリの白に対して、マグロの赤身が乗ってるだけなのに、なんでこんなスタイリッシュなんだろう。オムライスも、なんでこのビジュアルになったんだろう。お団子は、なんでピンクと緑と白だったんだろう。
それだけですごく美味しそうに見えるし、なんでこんなにモチモチとした食感まで伝わるような感じでできるんだろう。なんでこんなに洗礼されたデザインなんだろう……そう思ったら、止まらなくなってきちゃいましたね。
ーー現実か虚構かわからないくらいのめり込ませてくれるものが好きというお話もありましたが、食品サンプルって、本物より本物っぽいものという点で、なんだか通じるものがありますね。
加藤:以前番組でお話を聞いた方が、なんで食品サンプルが美味しそうに見えるのかを教えてくださったんです。何かしらを誇張することによって、リアルより美味しそうに見える。お芝居も、リアルだけど、ちょっと誇張することによって、リアルよりリアルに感じられるんです。
前編「7階からペットボトルが落ちてきて...加藤諒、いじめとちやほや期のなか実感した「芸は身を助けてくれる」」>>
ミュージカル『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
衝撃で客席から立ち上がれなくなる、
最高のホラー・エンターテインメントが帰ってくる。
名匠ソンドハイムの代表作にして問題作。
宮本亞門×市村正親×大竹しのぶで5度目の上演が決定!
数々の賞を受賞してきた最恐で最高のブロードウェイミュージカル『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』。宮本亞門演出のもと市村正親、大竹しのぶのゴールデンコンビで2007年に26年ぶりに日本で上演されて以降、何度も再演されてきた伝説的な公演が帰ってくる。
18世紀末のロンドンを舞台に、妻に横恋慕する悪魔判事ターピンにより無実の罪で流刑にされたベンジャミン・バーカー。15年後、“スウィーニー・トッド”と名を変えて街に戻り、ミセス・ラヴェットのロンドン一まずいパイ店の2階に再び理髪店を構え、商売道具のカミソリを手に復讐劇を始める。
豪華出演陣で贈る至極のミュージカルは必見!
スウィーニー・トッド:市村正親
ミセス・ラヴェット:大竹しのぶ
乞食女:マルシア
アンソニー:山崎大輝/糸川耀士郎(Wキャスト)
ジョアンナ:唯月ふうか/熊谷彩春(Wキャスト)
ターピン:安崎 求/上原理生(Wキャスト)
ビードル:こがけん
トバイアス:武田真治/加藤 諒(Wキャスト)
石井雅登、榎本成志、小原和彦、下村将太、高田正人、高柳 圭、俵 和也、茶谷健太、山野靖博、
岩矢紗季、川合ひとみ、北川理恵、鈴木満梨奈、髙橋 桂、永石千尋、福間むつみ
スウィング:西尾郁海、大倉杏菜
安立悠佑
川越公演期間:2024年4月19日(金)~21日(日)
会場:ウェスタ川越 大ホール
大阪公演期間:2024年4月27日(土)~29日(月祝)
会場:梅田芸術劇場メインホール
撮影/杉本大希
ヘア・メイク/杉野智行
スタイリング/加藤諒
取材・文/ヒオカ
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