「全く疲れない」ほうが問題であることも


人付き合いが疲れる人よりも、「全く疲れない」という人のほうが要注意かもしれません。なぜなら、「相手に気を遣わせてしまっている」可能性があるからです
自分は気分良く話して、「あー、楽しかった!」と思っていたのだとしても、相手は聞き手に回って、同意できない話も反論せず、聞き流していることだってあり得ます。

特に、自分のほうが先輩であるとか、相手よりも立場が上のときは、「相手が合わせていた」可能性は高いもの。相手の“おもてなし”の結果、自分が気分良く過ごせていたことを理解しておかないと、相手との関係は長続きしなくなってしまうしょう。
 

 


お互いに「気を遣いすぎない関係」になるには


本当にいい関係を築きたければ、「相手に気を遣わせないこと」を心がけることは大事。そのためには、「自分も相手に気を遣いすぎない」必要もあります。
ただし、「気を遣いすぎないほうがいい」とはいっても、価値観があまりに違う人とは仲違いしやすいため、どうしても気を遣わなくてはいけないことが増えてきます。
つまり、究極なことを言ってしまえば、「気を遣いすぎない関係」でいるためにも、価値観が似ているのか、気が合うのかどうか(=相性)が、重要なポイントになるのです。

たとえ親子でも価値観が合わないと、喧嘩をしないために気を遣い合うことも出てくるため、会った後はどっと疲れてしまうことがあります。
一緒にいて疲れるかどうかに「その人との関係性」は関係なく、「相性次第」のところが大いにあると言えるでしょう。
だから、あまり合わない相手とは、無理に仲良くしようとしないで、距離を保って付き合うことで、お互いにストレスを溜めないようにするほうが「得策」なのです。

では、人付き合いで疲れたときは、どうしたらいいのでしょうか。次のページで紹介します。