最近は、芸能ニュースでも残念な内容のものが色々と世間を騒がしています。
応援していた有名人、インフルエンサーなどを素敵な人だと信じていたのに、実際はそうではないことを知り、傷ついたり、がっかりしたりすることはあるもの。なかには「裏切られた!」とショックな気持ちを抱くこともあるでしょう。
そんな「気落ち」から抜け出すためにも、持っておくといい考え方があります。それが、「日常の人間関係」でも役立つところはあるでしょう。

 


「先入観を捨てて相手を見る」大切さ

 

有名人は「夢を売る仕事」であるからこそ、私たち自身も大人になればなるほど、ある程度、“距離を保って”応援する必要はあります。
基本的に芸能人は、魅力や才能があることで多くの人から選ばれ、表に出ていることは多いです。
ただ、私たちは意外と「人を部分的にしか見ていない」ことはあります。近い存在であるはずの家族ですら、“自分の知らない部分”があるものですしね。

ましてや有名人、インフルエンサーとなると、「リアルに会ったことがない」「プライベートで接したことはない」ことは多い。もしかしたら、実際に会ったり、話してみたりすることで、いい意味でも悪い意味でも「想像していた人とは違う」と驚くことは、意外とあるのかもしれません。

信じて応援していた「推し」の残念なニュースが表に出ると、がっかりする人はもちろんのこと、「そんな情報は信じない!」という人もいて、反応は人それぞれです。
もちろん世の中にはガセネタもあります。「自分はファンなのだから、どんな噂が流れようと、推しを信じ、応援する」というは美しいことではあります。
ただ、やはり一旦は「その人は、本当はどういう人なのか」を冷静に見たほうがいいこともあるのかもしれません。
 

「人には多面性があること」を理解することは大事


有名人は素敵な人が多いですが、だからといって「歌が好き」「トークが魅力」「芸が好み」だから、「自分の理想通りの人に決まっている」と決めつけてしまうと、期待を裏切られることはあるかもしれません。どんな人にも多面性があるからです。

以前、ある女優さんがトーク番組で、「自分だけでなく、スタッフたちとみんなで“○○(※自分の芸名の人物)”を作り上げている」といった内容のことを話していました。
それは別に「裏表がある」という悪い意味ではなく、芸能人のなかには「“芸(夢)を見せるための人物”を演じている」と自覚している人もいるので、“素のその人”とは違うことはあり得ること。
それは芸能人だけが特別なことでもありません。私たちだって仕事中は、自分の役割を理解し、上司やお客様にふざけた態度はとれないので、「家での顔」と「会社での顔」は変えますしね。

人は、意外と有名人の「作られたイメージ」をリアルだと信じて、応援しているところもあるのかもしれません。それについては、次のページで紹介します。