入隊中のBTSのVが背中をさらけ出した写真をWeverseに投稿。アーティストによって使い方は様々。
――アーティスト一人ひとりが情報を発信することで、例えばJ-HOPEさんのダンスが人気だとか、JUNG KOOKさんのペットもファンに愛されているとか、それぞれのメンバー人気の形が見えてきそうですね。
ムン:はい。フィードにアップしたコンテンツにどれくらいのリアクションがあるのか、どんな内容のライブが反響があるのか。それぞれを観察するだけでも、ファンが望んでいるものがわかるようになります。それを数年単位でデータとして積み上げていくと、ファンダムがどんなトレンドに反応しているのか、何を見たいのか、かなり参考になります。
――よく「ライブ」を見ますが、夜中にライブ開始の通知があると、世界中のファンが一斉にアクセスして、同じ気持ちでたくさんの人とつながっている感じがするんです。流れてくるいろいろな感想を読むのも楽しいです。
すごく不思議なのは、この間こういうのがありまして……(とBTSのVが背中をさらけ出した、Weverseに投稿された写真を見せる)、とてもびっくりしました。Vさんはいま入隊中でなかなか姿を見ることができないなかで、突然鍛え上げた背中と傷の写真を見せて。ファンの間やメディアで話題になりました。Weverseで配信する内容については、アーティスト本人やレーベルの自由に完全に任せているのでしょうか。
ムン:私たちはプラットフォームとしてWeverseを提供しているので、どのようにそれを使うかはアーティストやレーベルが決めています。Weverseは、これはダメとか、基準を定めてはいません。ただ、ガイド的に、レーベルやアーティストにコンサルティングをすることもあります「こんな形で使うのがいいんじゃないか」と。
――アーティストとファンのコミュニケーションについても、内容に関与したりはしないと言うことですか。
ムン:はい。これまでよりも身近に、より活発にコミュニケーションを取るのがWeverseのコンセプトですから。
インタビュー後編はこちら
BTSのJUNG KOOKが配信中に寝落ち、Vが背中の傷の写真を投稿...アーティストが「Weverse」での発信に注力する理由>>
取材・文/桑畑優香
構成・撮影/露木桃子
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