ドキドキよりも、安心感や信頼できるかどうか

パートナーに求める“たった一つの条件”は何? 運命の人でもそうじゃなくても、私が大切にしたいと思ったこと_img0
 

この話を今まさにマッチングアプリで相手を探している友達にすると、「それは分かるけど、最低限異性として意識できないと、恋愛対象にはなり得ない」と言っていました。確かにそれはそうですよね。

とはいえ、やっぱりドキドキよりも、安心感や信頼できるかどうか、お互いの足りないところを補い合えるのか、という観点は大事だと思います。

先クール放送された『婚活1000本ノック』(フジテレビ系、南綾子さん原作)は、主人公の綾子が、幸せな結婚をするためにさまざまな男性とお見合いをしていくストーリー。基本ギャグっぽい作りなのですが、綾子の悩みは実に本質的でした。

 


『婚活1000本ノック』で感じた本質

自分に興味を持ってくれたすごくときめく若いイケメンは、複数の女性を囲うタイプであることが判明。それに懲りて、今度は優しくて誠実な男性とやり取りするも、どうしても生理的に受け付けず、交際にいたりません。すごくいい人なのに、理屈ではないところで身体が拒絶する。そんな自分に嫌気がさす。そして今度は心にぐっとくる情熱的な男性に出逢うも、結婚詐欺師であることが分かり……。

いくら結婚したいからって、妥協してまでパートナーを見つけるのは違う。でも、やっぱり譲れない部分もある。綾子は譲れない条件を書き出し、自分と向き合います。

そして、最終的に、ある男性と付き合うことに。その男性は、一度綾子とお見合いをし、綾子にフラれていたのですが、以降もずっと、「綾子さんには幸せになって欲しい」と言い続けていたのでした。

その人はカツラで、はげていることがわかるのですが、そのことが気にならず、その人の見た目ではなく、その人自身が好きだ、と綾子は気づきます。そして、綾子も、その人には幸せになって欲しい、その人のためなら何かしてあげたい、と思えたのです。