「毒親」だった過去を悔いたところでもう手遅れ?家庭や職場でモラハラ・DVを繰り返した男性の末路は..._img7
 
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一方、奈月の父親・鳥羽は、彼女の母親と離婚した後、同じような境遇にある二人の男友達と共同生活を送っていました。

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かつての鳥羽は、家事など一切やらない典型的な亭主関白。どんな状況にあっても、奈月の母親が家事に手を抜くことを許さず、少しでも気に入らないことがあると自分が稼ぎ手であることを笠に着て、モラハラやDVを繰り返していました。

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結局、結婚生活は破綻し、奈月の小学校卒業後に離婚。奈月とは月1回の面会を許されていましたが、鳥羽のモラハラ気質が直ることはなく、結局、奈月の方から絶縁を言い渡されてしまうのでした。

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奈月に厳しく当たっていたのは、立派な人間に育ってほしかったから──そんな親心が裏目に出てしまう理由が分からず、鳥羽は思い悩む日々を過ごしました。

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ある日、ふと立ち寄った書店で「毒親」に関する書籍を見つけた鳥羽は、それを機に片っ端から関連書を読み漁り、「毒親」への理解を深めます。そうやってようやく、自分が「毒親」であったという事実を受け入れるのでした。

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妻や娘だけでなく、会社の部下にもパワハラな言動を繰り返していたことに気付いた鳥羽は、仕事でも私生活でもこれまでとは180度異なる人間として生きていこうと決意します。