チーム制のメリットはこれだけではありません。
「クライアントからの依頼で、調べてもわからないこと、自分一人では解決できない場合もチームで協力します。その業務が初めてだったり、スキルがまだ足りなかったりしてできなくても、次の機会にできるようになればいいという考え方です」(大谷さん)
オンラインのアシスタントサービスって、クライアントにとっては
オンラインなのに、そこにちゃんとコミュニケーションの輪が存在しているのはうれしいですね。
といっても、チーム制はフジ子さんの大きな特徴の1つ。オンラインでのアシスタントサービスはさまざまなプラットフォームや企業が展開しており、各社によって仕事のスタイルや進め方は違うため、事前にチェックしてみてください。
いざ!実際に働き出すための第一歩を踏み出そう
フジ子さんを例にとると、実際に働くまでの流れは次のようになります。
【フジ子さんの場合】
フォームから応募
↓
Web面接/トライアウト
↓
書類提出
↓
委託決定
↓
業務と並行しながら、1ヵ月程度のオンボーディング実施(研修など含め、業務や職場になじむための一連のサポート)
トライアウトで、スキルチェックが行われます。チーム制で回す以上、チーム内のスキルはある一定の基準を担保しないと、それこそクライアントはもとより、チームの人たちにも負担がかかってしまいます。
「トライアウトを受けて1回目でダメでも、スキルアップして再度挑戦してもらうのは大歓迎です」(大谷さん)とのこと。
オンラインアシスタントとして働きながら、途中でデザイン系の仕事に挑戦するなんていうのもアリです。
ちなみに、需要が高いのは経理と労務だそう。
業務の範囲は、同じ経理でも「経理スタッフが辞めたから、経理業務すベてお任せしたい」というのもあれば、「経理業務の一部分だけお願いしたい」など、クライアントによって幅があります。
ただ、どこのクライアントにも共通しているのは、バックオフィス業務全般を請け負うということ。「デザイン系の業務やSNS運用の依頼中心のクライアントから、資料作成やデータ集計をお願いされることもあります。同じ作業ばかりではなく、バックオフィス業務全体に対応していただくことが多いため、マルチタスク的なスキルが求められることもあります」(大谷さん)
オンラインアシスタントのお仕事は、完全在宅ながら、仕事内容は思った以上に幅広いようです。さまざまな人にチャンスがあるので、働き方の可能性を広げてくれるでしょう。
構成/佐野倫子
イラスト/Semo
前回記事「全国どこでも稼げる仕事!自宅をオフィスにできる「オンラインアシスタント」って私も応募できますか?」はこちら>>
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