19歳、29歳、39歳と“大台”を迎える前のラストイヤーを生きる三姉妹が、モヤり、焦りながら、人生を前向きに進んでいく姿を描いている『9ボーダー』(TBS系)。このドラマ、三姉妹を取り巻く男性陣が、それぞれ女子の憧れを具現化したようなキャラクターなんです! そこで本稿では、キュートすぎる三姉妹に匹敵するほどのプリティさを放っている男性トリオの魅力を徹底解剖していきたいと思います!
 

 


マイナスイオンを擬人化したコウタロウ(松下洸平)
 

松下洸平さんが演じているコウタロウは、一言で言うならば“ぽわぽわ”しているキャラクター。ラフな服を着て、ゆったりとした空気感を纏い、周囲を和ませる。ぽわぽわの代名詞こと『silent』(2022年・フジテレビ系)の湊斗(鈴鹿央士)と、いい勝負ができちゃうくらいのマイナスイオンを放っています。ぜひ、この2人でぽわぽわ対決をしてもらいたい!

ただ、コウタロウがズルいのは、ぽわぽわのなかに棘を潜めているところ。たとえば、七苗(川口春奈)が「仕事も楽しいし、それ以外もバランス取れて楽しめてるっていうか。充実してるっていうか。それなりに?」と言ったとき、「嘘、本当は寂しい?」とズバッと問いかけてきたり(会って間もないのに、タメ口を織り交ぜてくるのもズルい)。

また、「僕、ビリヤードなんてやったことないですぅ……」みたいな顔をしておいて、しれっとキメちゃうのもズルいです。コウタロウって、まさにギャップ王子なんですよね。守ってあげたくなるような愛らしさを纏いながら、とてつもない包容力を持っている。

もともとリア恋要素が強い松下洸平さんが、こんなにも萌えがギュギュッと詰め込まれた役柄を演じるとなれば、もう惚れるしかない。コウタロウは、記憶喪失を患っていて、実は過去に危ない仕事をしていた(?)ような描写もありますが、そこもひっくるめて愛せてしまうんです。


最初は、「七苗、そんな危ない男はやめた方が……」と思っていたのに、あまりにもコウタロウが魅力的すぎるせいで、今では「これは惚れるしかないよね」と納得している自分がいます。ただ、好きだけど、近くにはいてほしくないキャラクター(笑)。沼ってしまうのが怖い!