ではここからは、世界各国王室の方々で、6月に結婚式をされた方々をご紹介します。
最も最近の結婚式といえば……結婚一周年のお二人!
フセイン皇太子&ラジワ皇太子妃(ヨルダン)
ちょうど一年前には、2023年最も話題となったロイヤルウェディング、ヨルダン王国のフセイン皇太子とラジワ皇太子妃のご成婚がありました。
6月1日、ヨルダンのアンマンで行われたイスラム式の結婚式で、ラジワ皇太子妃は、レバノン出身デザイナー、エリー・サーブのウェディングドレスを着用。アシメトリーでドレープが美しいソフトコンシャスなドレスに、この日のために作られたというフランスのフレッド製のティアラもお着けに。これは義理のご両親、ヨルダン国王ご夫妻から贈られたものでした。
また、こちらも靴に注目すると、ラジワ皇太子妃が履いていらっしゃるのが、ヒールではなくフラットシューズ、というのも印象的でした。高身長でお顔がとっても小さな皇太子妃は、それでも全身バランスが良いところが凄いですね。
現在は第一子を妊娠中(この夏出産予定)と、順調にご家族も増え、お幸せいっぱいと思しきご夫妻です。
ではお次は、欧州の王室から。スウェーデンでは、なんと3組ものプリンセスの皆様がジューンブライドだったんです!
ヴィクトリア皇太子&ダニエル王子(スウェーデン)
国王の長女で、王位継承順位第一位のヴィクトリア皇太子が夫に選ばれたのは、スポーツジムを経営する実業家兼トレーナーであったダニエル王子。ビジネスマンとしては成功するも、一般人であったダニエル王子との恋愛を、父カール16世グスタフ国王のみならず、国民も当時大反対。なんとか交際は認められ、その後7年もの長きにわたり、王室の一員としてふさわしい立ち居振る舞いや教養などを身につけ、ついにご成婚の日を迎えられました。
とっても嬉しそうなお二人の表情が印象的な上、皇太子のウェディングドレスもとっても素敵です。パールホワイトのダッチェス・シルク・サテンのハリと艶のある素材に、フレンチスリーブ、折り返しになり大きくボートネックに開いた襟元が、皇太子のデコルテの美しさを引き立てています。
幅広のウエストのサッシュからは、約5メートルのトレーンと、皇太子らしく長さがありますね。デザインをしたのは、スウェーデン人Pär Engsheden。やはり自国を代表するデザイナーを採用されました。
シンプルに見えつつ、考え尽くされた滑らかで繊細なシルエットのウェディングドレスが、モダンでスタイリッシュです。
母・ソフィア王妃と同様に、カメオのティアラと王妃のレースのヴェールを身につけられたほか、ブーケやヘアアレンジに、やはり伝統のマートルの小枝が使われていました。
現在は一女一男、お二人のお子様に恵まれ、ご自身同様、長女のエステル王女が王位継承順位第一位として将来女王となられます。
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