【英国王室と日本皇室の歴史】エリザベス女王、ダイアナ妃の来日、天皇陛下と雅子さまのイギリス留学など、時間をかけてさらに深まる両国の友好親善

チャールズ皇太子とダイアナ妃が来日

1986年５月には、チャールズ皇太子（今のチャールズ国王）とダイアナ妃（当時）が来日されました。二人は浩宮さまとご一緒に京都の修学院離宮を見学されるなど、古都を楽しまれたのです。

東京に移動されてからは、迎賓館で行われた歓迎式典や東宮御所で開かれた晩餐会にご出席。晩餐会からお帰りの際には、ダイアナ妃が美智子さまと別れのキスをされるシーンも見られました。ダイアナ妃は民間から皇室に入られた美智子さまをたいへん尊敬されていたといいます。オープンカーでのパレードでは、沿道に詰めかけた９万人ほどの人々に笑顔で手を振られ、日本中の人々がダイアナ妃の美しさに魅せられたのです。

1989年1月には、明仁親王殿下が天皇に即位されました。翌年、チャールズ皇太子とダイアナ妃は、「即位の礼」に参列のため、再来日されました。

1988年9月からは、雅子さまが英国オックスフォード大学ベーリオール・コレッジに入学されました。当時勤務されていた外務省の研修生としてのご留学です。偶然にも、浩宮さまと同じ大学で1年半をお過ごしになったのです。