服を選ぶときやメイクをするときに参考にする「骨格診断」と「パーソナルカラー診断」。ファッション雑誌での注目に留まらず、最近ではその診断結果を参考に服を選んだり、メイクをしたりすることが当たり前になってきました。自分に似合うカラーやデザイン、素材を知り、それを参考にすることで「美肌効果」や「スタイルアップ効果」そして「若返り効果」までも狙えると言われています。
今回は前回に引き続き、イメージコンサルタントの二神弓子先生に監修いただき編集部のメンバーをアップデートします。パーソナルカラー、骨格の診断結果をもとに着こなしとヘアメイクをチェンジ。どんな変化を遂げるのでしょうか? 実際に見てみましょう!
第1回「体型の悩みが増えてきた...そんな40代こそ“骨格診断”で似合う服を!「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」3つのうちあなたはどのタイプ?」>>
第2回「太っても痩せても、年齢を重ねても“似合う色”と“骨格タイプ”とはずっと同じ!?大人こそ本気で「パーソナルカラー&骨格診断」を参考にしたい理由とは?」>>
第3回「【自称“イエベ”さん必見】日本人の7割が実は“ブルベ”って本当!?自分に似合う着こなし&メイクで「若返り」も叶う!」>>
第4回「“骨格ウェーブ”だと思っていたのに...実はその自己診断、全て思い込みだった!?体型、肌の悩みが増えてきた40代にこそ「骨格」と「パーソナルカラー」を診断してほしい理由とは?」>>
今回は編集部の朏を診断!
プロの診断の前にまずは自己診断を
二神先生の診断の前に、まずは「パーソナルカラー」と「骨格」ともにセルフで自己診断を診断してみました。セルフの診断結果は……?
骨格:ウェーブタイプ
実際に診断してみると…
パーソナルカラーはブルベのサマータイプ
以前、簡易の診断をしてもらった際にもブルベサマーという結果だったというミカヅキ。今回の二神先生による診断でもブルベサマーという結果になりました。イエベのドレープを当てた場合と、ブルベのドレープを当てた場合で比較するとブルベの方が圧倒的に肌のくすみ、しみ、そばかすや目の下のクマが目立ちにくくなったのが分かりました。また、ウィンタータイプのドレープを当てた際に、美肌効果は感じられましたがサマータイプのものと比べると顔全体が重たくやぼったい印象になりました。一方でサマータイプを当ててみると肌に透明感がでて、上品な印象になったのが一目瞭然です。サマータイプの特徴として、「やや青白く、黄みが少ない肌」というのが挙げられます。ちなみにサマータイプの人が日焼けをすると、くすんだグレイッシュな肌色になるそうです。
ブルベのサマータイプに似合うカラーは?
涼しげでやわらかい色がよく似合うサマータイプ。夏を連想する涼しげで爽やかな色味を得意としています。
骨格診断の結果は?
骨格はナチュラルタイプ
自己診断の結果とは違う結果に。ミカヅキの場合、鎖骨が外側まで広がっているという特徴が見られたためナチュラルという診断を受けました。鎖骨が大きく、太いという代表的な特徴はあまり見られませんでしたが、肩に向けて横に広がっているというのもナチュラルタイプの人に多く見受けられる傾向だそうです。また、指輪をつけた時に第二関節で一度詰まるが、根元ではくるくると回ってしまうのも骨の関節が太いナチュラルタイプによく見られるそうです。
骨格ナチュラルが服を選ぶ時のポイントは?
① ゆったりとしたリラックス感のあるデザインを選ぶとより洗練された印象に
② 肌にドライな雰囲気があるので、リネンやコットンなどのラフな素材がよく似合う
診断結果をもとに早速いつものコーデから変身!
Before
「テロッとした素材感で体型にメリハリの出るシルエットが定番です」
After
骨格ナチュラルが得意とする「デニム」がポイントのカジュアルスタイル。引き立て素材で腰回りもすっきり!
ミカヅキの場合、骨格タイプは“ナチュラル”、パーソナルカラーは“ブルベサマー”という「爽やかなファッション」を得意とする同士の組み合わせでした。そのため、トップスにはペールトーンの淡いブルーを、そしてボトムスには骨格ナチュラルが大の得意とするデニムを合わせて爽やかな夏らしい着こなしに。デニムはスキニー以外であれば基本的にどのデザインも得意とするナチュラルですが、素材でいうと特に表面に凹凸のあるものがよく似合うので、今回は色落ち加工が施されたデニムを選んでいます。
デニムの硬くてハリ感のある素材が骨格を拾いすぎず身体に馴染むことで、Beforeと比べると腰回りがすっきりし、スタイルアップして見えます。また服の色味が肌色をさらにトーンアップさせ、印象も爽やかに。
AKIKO’s Comment
「年齢的なものもあり、黒やグレーのダークトーンの服を選びがちだったのですが、実際にパーソナルカラーに合う服を着たら、パッと肌が一段トーンアップしたように明るくなったので驚きました。また、普段からテロッとした素材が好きなのですが、“骨格ナチュラル”だと知り、無意識に骨っぽい感じが隠せて華奢に見えるような服を選んでいたのかも……とも。でも実際は、骨格を浮き立たせるような素材より、骨格に馴染むハリのある素材で、メリハリをつけたほうがバランス良く見えると知り、納得です。客観的にBeforeと見比べると、Afterのほうが全体に顔や体型に馴染んで違和感がなく自然で、例えば初対面の方にも印象が良さそうだと感じました。
好きな服の要素に、今回教わったことを取り入れて、今後の服選びに参考にしたいです。
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朏 亜希子
主にファッションを担当。カジュアルファッション誌育ちのため、40代に突入し「大人にちょうどいいカジュアル」を模索中。長く使えるいいものと、たとえ今しか着れなくても心躍るもの、のおしゃれの幅を楽しみたいです。