フリーアナウンサーの住吉美紀さんが50代の入り口に立って始めた、「暮らしと人生の棚おろし」を綴ります。
自分で、仕事人間だと思う。社会人になって今年で29年目、これまでを振り返っても、量・質共に、実によく働いてきた。寝る時間、食べる時間を惜しんで仕事に没頭した時期もある。フリーランスになった今は仕事のことを完全に忘れる瞬間はほぼな
今の働き方からすると前時代的かもしれない。しかし、
NHKにアナウンサーとして就職したのが、社会人としての出発だった。しかし、アナウンサーになりたいなんて、就職活動の直前まで考えたこともなかった。
そもそも大学時代は社会人になること自体「毎朝同じ時間に起きて、同じところに通い、一日8時間労働をする毎日がずっと続き、ズル休みもできない上、それで生活していけるくらいのお金を稼がないといけないなんて、果たして私にできるのだろうか」と正直、不安しかなかった。そこで、大学時代はなるべく色々なアルバイトをしてみて、自分に合う、ずっと続けられそうなことはあるのか、
最初は、幼い頃から自分にとっての「働く大人のデフォルト」
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