今さらだけど教えてほしい! 汗にまつわる疑問・質問

2024年も猛暑!「汗」で悩む人におすすめの乗り切り方を「においのスペシャリスト」臭気判定士が答えます!_img0
 

そしてもうひとつ大切なこと。それは、デオドラント剤の正しい使い方です。商品情報はもちろん、 “使い手”である私たちも正しい使い方をアップデートしなければなりません。セミナー後、原さんに聞いてみました!
 

 


Q:汗腺にフタをする、眠らせることは人体に影響はないのでしょうか? 

発汗は体温調節に欠かせない機能です。デオドラント剤の使用は全身の汗が完全に抑えられるわけではなく、効果についても永続的ではありません。そのため、デオドラント剤が過剰に汗を抑え込み、体温調節に影響を及ぼすとは考えにくいでしょう。また、ワキ汗は全身の発汗のうち1%程度とされているため、ワキの汗を抑えたとしても体温調節に大きな影響はないとされています」(原さん)


Q:デオドラント剤を使用してはいけないところ(部位)はありますか?

「デオドラント剤にはアルコールや清涼成分が入っているため、顔や粘膜など肌の弱いところでの使用は避けてください」(原さん)


Q:効果的な使い方を教えてください

ポイント① 汗をかく“前”にデオドラント剤を使う
「汗をかいてからデオドラント剤を使用する方がいらっしゃいますが、「汗をかく前」に使用することをおすすめします。汗やにおいの発生を事前に予防することができます。ちょっとしたことですが、タイミングは大事なんですよね」(原さん)


ポイント② 塗る時はワキからはみ出るよう広範囲で!
「塗る範囲も大切なポイントです。ワキからはみ出るくらいの広範囲に塗りましょう。ロールオンタイプの場合は10往復以上、たっぷりと塗ってから乾かすこと! ちなみに、ロールオンはワキ、スプレーはワキや背中・胸など広範囲に使いたい時に便利。気になるところにはスプレーの重ね付けもおすすめです」(原さん)


ポイント③ 汗を拭き取ってからロールオンやスティックを使用する
「外出先などで肌の表面に汗をかいている時は、ロールオンやスティックタイプのデオドラント剤が密着しにくくなります。ボディシートや濡れタオルで汗や皮脂を拭き取ってから使用してください。なお、殺菌成分が含まれたシートであれば、においの原因菌ケアもできるため、体臭予防にもなります」(原さん)


ポイント④ 外出先の汗の拭き取りは、シートまたは濡れタオルで
「外出先で汗を拭き取りたい時は、体にはボディシート、顔の汗にはメイクの上からも使えるフェイスシートがおすすめです。清涼感のあるシートであれば、汗が引きやすくなり、また殺菌成分が含まれているものは体臭のリセットにもなります。
ボディシートがない時は、濡れたタオルでも代用できます。肌上に一定の水分を残すことができるので、気化熱の影響で汗が引きやすくなり、拭き取り後の乾燥も起こりにくくなります」(原さん)

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今年はワキ以外にもバッグを腕に通して持つと、肘の関節からツツツーと滝のように流れる汗が気になって……こんなに汗をかいたことがなかったので、早速、GMA配合の商品を見つけて使っています。滝のように流れていた汗ですか? じんわりと溜まる程度まで減りました〜。

ロールオンのデオドラントなんてワキしか使わないと思っていましたが、こんな裏ワザがあったんですね。今年の汗マネジメントはこの方法で何とか乗り切れそう。皆さんも是非、お試しを!
 


取材・文/長谷川真弓
構成/國見香(ミモレ編集部)
 

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