わがままや高圧的な態度は、相手を試すためのジャブ
高圧的な人は、ファイティングポーズを取ったまま、こちらに向かってきます。まずはその腕を下ろしてもらうことが先決。「私はあなたの敵ではなく、味方なんです」とわかってもらうことです。そのために必要なことが、あなたのことを全部を受け入れますよ、と示す姿勢です。
きっと彼ら、彼女たちは怖がりなのです。攻め込まれないように、先に攻める! わがままや高圧的な態度は、「この人大丈夫?」と試すためのジャブ。そんな人の攻撃を上手にかわすけれど、ノックアウトはされない。そのための手段が「黙って、その人の話を丸ごと聞く」という姿勢です。
時間をかけて、時に笑顔を向けて、「ふんふん」と怖い人の話を聞いていると、ある瞬間にふっと、「あ、相手がガードをさげたな」と感じることがあります。「まあ、そうは言っても、あなたにも都合があるだろうからね」と、こちらの立場に理解を示す言葉を投げかけてくれたり、「人にはいろんな価値観があるっていうことは、わかっているんだけどね」と一歩譲ってくれたり。こうなれば、もうしめたもの。
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