8月7日に二十四節気の「立秋」を迎え、暦の上では秋を迎えましたが……暑い! まだまだ残暑との闘いですよね。
この時季、味だけではなく、私たちの目も楽しませてくれるのが夏の和菓子たち。涼を感じるデザインを見るたびに「日本に生まれて良かった!」とつくづく思います。水ようかんや水まんじゅうもいいですが、今回は安心して常温で持ち運べるものを集めてみました。ですので、ギフト使いにもおすすめです。
京の老舗の夏の風物詩。うちわの琥珀糖
1803年に京都で創業した「京菓子司 亀屋良長」。うちわを象った琥珀糖は、4年前の夏から発売。毎年楽しみにしているファンも多い、この干菓子。半透明の涼し気な琥珀糖のうちわに描かれた花火。華やかさとはかなさが混在した、日本ならではの美しさを感じます。
お団子の形が愛らしい琥珀糖
1755年創業、岐阜の老舗和菓子店「つちや」の9代目が、2020年にオープンした新店「柏屋つちや」。琥珀菓子の「kasane」は、三色団子のような形が愛らしく、季節によって色も味も変わります。春なら桃色、白、緑の組み合わせ(まさにお花見団子の色合い!)。
そして今は、青、白、黄色の涼し気な組み合わせ。味は青がライチ、白がレモン、黄色はグレープフルーツになっています。日本古来の和菓子であるお団子をモチーフにしながら、味はライチやレモンなど現代的。このギャップも魅力の1つです。
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