最後は、お二人がお好きな小物使いです。
 

⑤スカーフ使い
アン王女の場合……

「皇后雅子さま」と英国の「アン王女」。国も年齢も関係ない、永遠のロイヤルスタイルの共通点 _img0
2022年4月27日、英国王立産婦人科医協会を訪問。写真:代表撮影/ロイター/アフロ

エリザベス女王が生前ヘルメットではなくスカーフを頭に巻いて乗馬をされていたように、アン王女も、ジャケットやコートの襟元にスカーフを巻かれるなど、様々なシーンでスカーフがマスト小物になっています。

キャサリン妃との初の合同公務の際には、こんな風にアウターの上からお洒落に巻かれていました。ツイード素材のコートにジャガードのスカーフと、同系色で無地×柄のコーデでシックにまとめられた王女。サラリと一巻きしていらっしゃるだけなのに、このお洒落感は、日頃から巻き慣れているからこそですね。
 

 


皇后雅子さまの場合……

「皇后雅子さま」と英国の「アン王女」。国も年齢も関係ない、永遠のロイヤルスタイルの共通点 _img1
2005年5月1日、ユニセフ日本支部設立50周年記念式典に。写真:ロイター/アフロ

スカーフといえば、皇后雅子さまもご結婚前からお使いになり楽しまれていたアイテムです。外務省を去る最後のご挨拶の日も、ネイビーのスーツにやはりスカーフで華やかさを出していらっしゃいました。

こちらは、ユニセフ日本支部の設立50周年を記念した式典でのお姿ですが、ネイビーのジャケットに、ネイビー×白のスカーフを巻いていらっしゃいますね。ダークカラーのコーデも、こんなマリンテイストの爽やか小物をプラスするだけで、一気に明るさと洗練された印象になります。

他にも、シフォン系の花柄や、シルクのプリントなどを使い、ジャケットの襟元にサラリと巻かれたり、アン王女同様、公私ともにスカーフを愛用なさっています。

いかがだったでしょうか、意外にもお二人のファッションは似ていましたよね。
年齢差があってもスタイルが似ているということは、それだけ年齢に関係なく長く着れるデザインであり、着こなしであるという証拠でしょう。今後も、両国の気品あふれるロイヤルスタイルに注視いたします。
 


文/にしぐち瑞穂
 

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