日本が誇る“イケオジ”真田広之、主演ドラマ「Shogun」エミー賞ノミネートで米人気急上_img0
「SHOGUN 将軍」(2024)より。写真:Collection Christophel/アフロ

来月9月16日に行われるアメリカのエミー賞で25部門という最多ノミネートに輝いている、ドラマ『Shogun 将軍』。ディズニープラスで配信されている、真田広之さんが製作指揮&主演を務めるこの作品は、配信開始から6日間で世界で900万回視聴される大ヒットを博しています。会話の70%が日本語で、海外の視聴者にとっては字幕で観なければならないというハードルの高さにも関わらず、ここまでの注目を集めたことは『Shogun 将軍』のドラマとしての完成度の高さを表しています。

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写真:REX/アフロ

劇中では徳川家康をモデルにした戦国武将・吉井虎永を演じている真田さん。今までの海外制作の日本を舞台にしたドラマって、日本人からすると「?」となる設定や演出が多かったけれど、真田さんは「日本の文化を正しく世界に伝えたい」という想いから、日本の俳優や時代劇の専門家を集めることを条件として出演。そんな真田さんの熱意が、日本語圏以外の視聴者にも伝わったに違いありません。

エミー賞を目前に、真田さんはアメリカのエンタメ誌『The Hollywood Reporter』の表紙を飾るほか、人気のトーク番組『The Late Show with Stephen Colbert』にも通訳なしで出演。番組では流暢な英語で、ノミネートを知り最初は信じられなかったけれど、祝福のメッセージに対応しているうちに現実味が湧いてきて、夜には小さなシャンパンで祝杯をあげたことを打ち明けていました。小さなボトルのシャンパンを選ぶところが、世界のスターなのに可愛い(笑)。そしてどうでしょう、この世界にも通用する堂々たる身のこなしとイケオジぶり! かっこいい歳の重ね方をしていて素敵。会話も自然体で、変に力んだところもなくて。日本が誇れる、国宝級のダンディ。


虎永のモデルである徳川家康は真田さんにとって、幼いときからのヒーローだったとか。なぜなら彼は戦国時代を終わらせ、日本に平和な時代をもたらした人物だから、と真田さん。「この時代に必要なヒーローだと思ったから演じたかった」という言葉にジンと来ます。

『The Hollywood Reporter』の表紙には「26」という数字が記載されていますが、これは、『ザ・メイキング・オブ・ショーグン』というドラマのメイキング作品もノミネートされているから。

戦国の日本を描いた、ジェームズ・クラベルの小説『SHOGUN』を原作にしたこのドラマですが、あまりの人気のために、ディズニー傘下である制作会社のFXはすでにシーズン2&3の制作を決定。原作にはない、オリジナルのストーリーをどんなものにするか、真田さんもワクワクしている様子です。
 

 


また、この作品では主演男優賞候補の真田さん以外にも、アンナ・サワイさんが主演女優賞、浅野忠信さん、平岳大さんがそれぞれ助演男優賞にノミネート。さらに編集賞やキャスティング賞、スタント賞などで史上最多となる11名の日本人がノミネートされています。

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『Shogun 将軍』のイベントで共演のアンナ・サワイ、浅野忠信らと。写真:REX/アフロ

同じ日本人として誇らしい真田さんら日本人勢のハリウッドでの活躍。来月のエミー賞の結果発表が楽しみですね。
 

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