近年すっかりメジャーになりつつある「パーソナルカラー」。自分なりにパーソナルカラーをメイクやファッションに取り入れているという人も多いのではないでしょうか。

ライターの私は、「自称イエベ春」。数年前から似合わないファッションやメイクが一気に増えたので、服やコスメ選びの際にパーソナルカラーを意識することが多くなりました。

そして最近気になっているのが、「韓国式12タイプパーソナルカラー」というもの。

日本では「イエベ春・秋」「ブルベ夏・冬」の4タイプパーソナルカラーが主流ですが、12タイプパーソナルカラーでは、よりピンポイントに自分に似合う色・似合わない色を把握できるらしい……と聞きつけ、取材を決行。

「自称イエベ春」のライター・小澤と、「たぶんブルベ夏」の編集・山本で、韓国式パーソナルカラーサロンに突撃してきました!

「韓国式パーソナルカラー12色」が40代女性におすすめの理由とは?ライターと編集者が体験してみた!_img0
 


本当に似合う色がピンポイントにわかる! 「韓国式12タイプパーソナルカラー」


今回お話を伺ったのは、パーソナルカラーや骨格診断のサロンを運営するRihokaさん。日本で資格を取得した後、韓国でメイクを学びながら現地のパーソナルカラーサロンにも足を運び、現在は都内にあるご自身のサロンで「韓国式12タイプパーソナルカラー」を取り入れたカラー診断や韓国メイクレッスンを行なっています。
 

 


――韓国式のパーソナルカラーと日本式のパーソナルカラーには、どのような違いがありますか?

Rihokaさん(以下Rihoka):日本のパーソナルカラーも韓国のパーソナルカラーも原則は変わりませんが、日本では「お顔をよく見せること」を基準にします。たとえば顔色が明るく見える色や、シミやくすみが飛ぶ色を選びます。

一方韓国では、元のお肌の色が変わらないかどうかを重要視する傾向があります。ただ私のサロンは日本のお客様向けということもあり、あくまで元のお肌の色から浮かない程度に、お顔をよりよく見せる色味を提案しています

また、皆さんがよく気にされるのが「イエベかブルベのどちらなのか」ということ。例えばアイシャドウがあったら、「これってイエベ向き? ブルベ向き?」というふうにどちらかにわけて考えがちです。

韓国では「ニュートラルなカラー」という種類があり、イエベかブルベ関係なくどちらの人も使える色も存在するので、そういった考え方も取り入れています。

――「12タイプパーソナルカラー」を扱っているとのことですが、一般的に知られている4タイプのパーソナルカラーとは違うのでしょうか? 

Rihoka:パーソナルカラーにも様々な種類があり、私のサロンでもスタイリストによって扱うパーソナルカラーのタイプが異なります。韓国人のスタッフは韓国式21タイプパーソナルカラーを扱っていますし、日本式16タイプパーソナルカラーを扱うスタッフもいます。

私は韓国式12タイプを扱っていますが、どのタイプも原則は同じで、4タイプのパーソナルカラー(春・夏・秋・冬)がベースとなっています。

これは日本でも同じですが、4つのタイプに分類する際の基準となるのが、イエベかブルベ、明るい色か暗い色か、クリアなカラーかくすみカラーか、そして彩度(色の鮮やかさ)という4つの要素です。

※イエベ・ブルベは、韓国では「ウォームトーン」「クールトーン」という呼称を使いますが、当記事ではわかりやすくイエベ・ブルベという単語を使用しています。

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4タイプパーソナルカラーの原則


これらの要素をさらに深掘りして細分化したのが12タイプパーソナルカラーですね。

「韓国式パーソナルカラー12色」が40代女性におすすめの理由とは?ライターと編集者が体験してみた!_img2
 

春・夏・秋・冬の4タイプをさらに細かいグループにわけます。

ここでは「ブルベ冬」を例に挙げますね。「冬」の本来の要素は、暗さ・青み・クリアなカラー。これらの要素に優先順位をつけて、暗い色が得意な「ディープウィンター」、青みが得意な「クールウィンター」、クリアなカラーに強い「クリアウィンター」の3つに分けるんです。

例えば「クリアウィンター」の方の場合は、冬の要素の中で最も重視すべき要素が「クリアなカラーかどうか」。本来冬であれば黄み感のある色は避けるべきですが、クリアウィンターの場合はクリアな色味かどうかが重要で、くすみ系カラーが何より似合わないので、それさえ抑えておけば意外と黄みのある色も大丈夫......ということもありえます。

ピンクひとつ取っても、クールウィンターなら紫っぽいピンクやショッキングピングが似合うけれど、ディープウィンターならバーガンディー寄りのピンクが似合う……など、同じ「冬」でも似合う色の種類が異なるんですよね。

実際、「ブルベ冬向きのピンクのはずなのに、身につけてみたら意外と似合わなかった……」ということも起こりえます。私は12色のパーソナルカラーを取り入れてからは「ピンクの中でもこういうピンクが一番似合いますよ」というふうに、より具体的なアドバイスができるようになりました。

より似合う色をピンポイントに知ることができるのが、12タイプパーソナルカラーのメリットです。