他ではなかなか出遭えない“細工かまぼこ”はマスト
富山では昔からお祝い事のときに鯛の形や鶴亀、松竹梅が施された細工かまぼこを親戚や近所に配る習慣があると、これも「高岡ラムネ」をくださった方から教えていただきました。そんな素敵な習慣があるなんて、そのときまでまったく知りませんでした。
以来、細工かまぼこの愛らしさに魅了されてしまい、ここ日本橋の“とやま館”に行ったときはもちろん、有楽町の「東京交通会館」にある「いきいき富山館」に行ったときも、この小ぶりな「豆鯛」を購入しています。お酒のおつまみにいいんですよ(笑)。この鯛の蒲鉾を作っている「河内屋」は、創業70有余年の歴史を持つ、蒲鉾専門店です。
運気が上がりそう!? 縁起のいい形の手延べ麺
富山の一部地域に伝わる「大門素麺(おおかどそうめん)」。細く長い麺がくるくる巻かれた丸まげ状のユニークな形をした手延べ素麺なのですが、その製造方法で作られたのがこの「knot(ノット)」シリーズ。
桜や抹茶のほか、パプリカやかぼちゃで色付けされており、見るからに縁起の良さそうな形が目を惹きます。麺はコシが強く、つるんとしたのど越しがしっかりとしたタイプで、温でも冷でもおいしくいただけます。6個くらいセットにしたら“ハレの日”のギフトになりますよね。
〆は「ミカド珈琲」へ。隠れ銘品を買って帰ります。
最後は「ミカド珈琲」で「モカソフト」を食べて、お土産ももちろん忘れずに。今の時季ならリキッドコーヒーやティーもおすすめですが、“隠れた銘品”の“プルーンのシロップ漬け”と「コーヒースプレッド」はいかがでしょうか。
“プルーンのシロップ漬け”は、「ミカド珈琲」・直営喫茶の店内でモカソフトを食べる際に添えられるもの。大粒でしっとりやわらかく、種抜きなのも食べやすくていいんです。
「コーヒースプレッド」は、直営の「軽井沢旧道店」と「軽井沢・プリンスショッピングプラザ店」で朝のトーストメニューとして、以前提供されていたものを商品化。原料に「ミカドレギュラーブレンド」が使用されています。パンやアイスクリームにトッピングしてみてください。どちらも味のあるラベルがいいですよね。
そして“ミカドおじさん”アイテムも! コーヒー保存用のキャニスターなのですが、大き目なので袋ごと保存できるのがいいんです。“ミカドおじさん”アイテムは、マグカップもありますよ。
“涼スポット”を通って帰宅
帰りは「福徳神社」横の“風鈴スポット”を通って駅に向かいます。ここ、本当に癒される涼し気スポットで、なんだかんだと毎年訪れています。最近ではライブやコンサートなどのチケットの当選を願う参拝客であふれている「福徳神社」ですが、そもそもは江戸時代から金運・宝くじ当選のご利益がある神社として知られていました。
さ、おいしいものもたくさん買ったし、帰りましょうか。皆さんもぶらり日本橋、ぜひお運びくださいね。
構成/佐野倫子
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