親から言われ続けたこと


今年4月に、人生初、全頭ブリーチ&眉ブリーチをしました。そもそも数年前まで髪を染めたことすらなく(生まれつき頭髪の一部の色素がなく、白いメッシュが入っているので白髪染めのみしていました)、ずっと黒ベースだったのでかなり思い切ったイメチェンでした。

なぜ髪を染めたことがなかったかというと、かなり保守的な考えの親のもとで育ち、「染毛剤は身体にたまるのよ! 身体に悪いのよ!」と言い聞かせられていたからです。白髪染めは、学校などでいじめられるという理由から仕方なく許していた、という感じだったようです。

髪を染めるのは身体に悪いと言われ、万年黒髪だった私が金髪になって生まれた意外な変化_img0
写真:Shutterstock

遡ること2年前、全頭ブリーチをしたい! と思い立ちました。元々奇抜なファッションやメイクが好きだったので、自然と髪も一番明るくしたい! なんなら白金にしたい! と思ったのです。当時テレビでも、3回以上ブリーチをしてほぼ真っ白に近い状態にする若者が取り上げられていて、自分もいつか絶対にやる! と心に決めたのでした。他にも、転職したことで髪色に制限のない職場になったということも大きな理由でした。
 

 


しかし、そこから実行するのに2年を要しました。立ちはだかったのは、超保守的な美容師の壁! でした。その美容師さんはとても丁寧なのでずっとお願いしていたのですが、あまり冒険をさせてくれないタイプ。姫カットをしたい! と言っても、顔周りの毛をちょろっと切っただけでほぼ変化なし。全頭ブリーチをしたいと言っても、「ハイライトならギリギリいけるかな……」「インナーカラーはどう?」となぜか妥協案ばかり提案してくるのです。それには理由がありました。